月並みですが…本当に暑いですね~(*_*;
日中の大半は外で活動できない、アナグマ生活が続いていますが、これがまだ1ヶ月以上も続くとなると、ウンザリですね。
 夏らしいと言えばそうですが、35℃以上の気温には何のメリットもありません。
しかも夕立が一切来ないとなると、これはもう“旱魃”で、立派な災害です。
 
 いや待てよ、こんな気候がぴったりの作業が有りました。
そう、例年日照が不安定でタイミングに苦労している“ドライトマト作り”です。
 
 奥さんがジムに出掛けてる間に、台所を借りて今年二回目のドライトマトを作ります。
 
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採って来たトマトをザッと水洗いし、ヘタを取ります
 
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洗ったトマトは水気を拭き取ります ドライ用のトマトは扱い易く味も良い“アイコ”を使います アイコは専用に古民家の畑で栽培しています
 
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古民家は毎日は行けないので、若干青いのも収穫して来ますが、あまりに若いのは美味しくできないので、冷蔵庫の生食用ストックを取り出して完熟のと入れ替えます
 
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拭き終えたら半分にカットしてザルに並べて行きますが、ザルには集熱効果を上げ乾燥を促すために、アルミホイルを敷いておきます。
 
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カットの仕方ですが、トマトを縦に見て、盛り上がりのある部分を縦にカットします
 
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断面で見て見ると、盛り上がりの部分には種と果汁があって、ここを露出させる事で、より乾燥効果を上げる事になるのです
 
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カットしたトマトは断面を上にして、テッサ職人みたいにザルにギッシリ並べて行きます
 
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並べ終えたら、食塩を断面に満遍なく薄くふり掛けます。
塩は水分の排出を促すのと、コバエや虫が寄るのを防ぐ効果があるので、衛生上必須です
塩は普通の食塩で充分ですが、今回は奥さんが大事に使ってるヒマラヤ岩塩を使います(無断で)
 
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そしていよいよ天日乾燥です。自宅で一番日当たりが良い場所に置いとくだけですが、無駄に暑くて晴天続きの天候が唯一生きる場面です(^-^;  ここで天敵になるのは“雨” 濡れると覿面にカビが来るので、そこでアウトのゴミ箱行きです
 
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干し始めの状態 生トマトの薄くみずみずしい香りがしています
 
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その日の夕方 外側の果肉はだいぶ乾燥が進み、果汁も半分以下になっています。
匂いも酸味が減って、トマト特有の甘い香りが強調され出してますね。
日没と同時に室内に取り込み、翌朝また天日干しを再開します。
 
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二日目の夕方 果肉はほとんどカラカラになり、果汁もゼリー状に固まっています
匂いを嗅ぐと、酸味が消えて甘い官能的な香りのみが強く発香しています。
乾燥しいたけみたいにドライ保存するには、もう一日の乾燥が必要ですが、今回はオイル漬けにするので、乾燥は終了。
 
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まだアツアツのところを、手際よくオイル漬けします。
保存容器はシール瓶(ダイソーで2百円)
 
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乾いたトマトを瓶に詰め込むと…
 
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漬けこむオイルはオリーブオイル(エクストラバージン)を使います
 
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オイルをドバドバと注ぎ込み…
 
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上端のトマトが隠れるまで注ぎます
 
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蓋を閉めて出来上がり 冷蔵保存で3~4ヶ月は美味しく頂けます
 
 このドライトマトをどう利用するか…ですが、そのままツマミに食べても美味しいし、色んな料理にも使えるのです。
我が家では、そのままスプーンでオイルごとフライパンに入れ、茹でたパスタに絡めてペペロンチーノで食べたり、パエリアのベースに使ったりしています。