6月17日、熊野古道歩きの2回目にチャレンジしました。
今回は田丸から熊野街道に入り、女鬼峠を越えて宮川沿いに栃原までの約16kmを歩きます。
今回からは山岳路の峠越えも加わり、街道歩きらしくなって来ました。





田丸が熊野古道の起点… と言いたい玉城町の気持ちも解らんでもない(^-^;
沿道の案内看板なども充実していますね

城下を抜けると街道は県道13号の真っ直ぐな道となって田園地帯を貫いています


20分ほど歩くと街道は弧を描いて台地上へと登って行きます

これは何でしょうか? 道端の雑草も花を咲かせていて、ふと足を止めさせます

何やら由緒ありげな地蔵さん

時節柄、どこもアジサイが満開ですね 昔は土の酸度調整で色を変えてたと思うのですが、現在は種類が豊富です

ポリバケツが大量に並んだお宅がありました。 ピンと来たので家の方に声を掛けてみると、やっぱりメダカを飼っておられるそうです。

『どうぞ見て行ってください』と言われたので遠慮なくお邪魔し、しばしメダカ談義(我が家にも少しだけ居ます)。 珍しい種類を見せてもらい、飼育のノウハウも聴けました(^^)

台地の上は住宅地と柿畑が混在し、街道は緩やかに蛇行しながら続いています

今さらですが、立派な神社があったので道中の安全を祈願して行きます
熊野街道はこの後台地を降りて行き、外城田川沿いの集落(原地区)へと入って行きます。

街道は石仏庵のところで県道を離れ、市街地に入ります

新宮まではまだ154kmか…(^-^;

石仏庵は正式には『巡礼導引観世音石仏庵』で、地元の人は『金毘羅さん』と呼んでいるそうです。 旅の仏様だから…。

雰囲気の有る旧道が続きます 前方には小山が近付いてきましたね

…と、思った矢先、峠の看板が現れ出しました

『左 さいごくみち』平仮名しか読めなくても旅ができる様に…やはり庶民の街道ですね

『右 よしの かうや(高野)みち』 これを見ていたら向かいのお宅の御高齢のお爺さんが『何処からおいでなさった?』と声を掛けてくれて、この先の道順を詳しく教えてくれました(^^)

集落の外れにあった西外城田神社。 東外城田神社だけ参ったのでは片手落ちなので、参拝して行きました。

この後はまた県道に戻って谷間を進んで行きます。

女鬼峠の登り口にある成川集落には太師堂がありました

県道脇にある看板に従って入って行きます

さらに道は分岐して登り坂です

路面の舗装も途切れ、地道になりました

これはアケビの実ですね 熟すと美味しいのですが、サルや鳥の大好物です

高速道路の高架を潜ると…

女鬼峠の案内看板


峠のゆるキャラは『めぎこちゃん』だそうな(^-^;

さて、“いつもの山坂道”で水を得た魚になって登って行きます
ところで“女鬼峠”という恐ろしい名前の由来なんですが、観光サイトによると
此処には“人食い鬼”が棲んでいて、鬼に喰われた女の幽霊がたびたび目撃された事から、いつの間にか"女鬼峠”と呼ばれる様になった…
との事です(◎_◎;)
まぁ、女鬼なら同行者にも居るので、大丈夫でしょう(^-^;
つづく