宮津から舞鶴に移動して、赤レンガパークを目指します。
 
 
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蔦の絡まる赤レンガ倉庫 木の電柱とタールの匂いもノスタルジックです
 
♪母は来ましイた~ 今日ぉも来イた~ この岸壁にイ 今日も来イた~…
 
 『岸壁の母で知られる舞鶴港は戦後にシベリア抑留者が戻ってきた港ですが、明治時代から日本海側屈指の軍港で、海軍の施設であった煉瓦作りの倉庫がたくさん残されていて、現在は倉庫群がテーマパーク化していて、観光名所になっています。
 
 また舞鶴港は現役の海上自衛隊の基地でもあり、日頃は見る事ができない自衛隊の艦船を間近に見られる希少なスポットでもあります。
 
 国道27号線で市街に入って行くと、まず目に入るのが岸壁にズラリと並ぶ海上自衛隊の艦艇の数々。
 時節柄少し心配していましたが、イージス艦もちゃんといます。
見慣れない姿に皆のテンションも盛り上がって来たので、まず艦艇の見学に行きます。
 
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目の前にイージス艦『あたご』 最新鋭のあたご型1番艦で7,750tの大型護衛艦です
予約もナシに、こんな間近で見れるとは思いませんでした

 

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あたごの前には『みょうこう』も停泊しています こちらはこんごう型イージス艦の3番艦で7,250t あたごとは兵装が少し違います 「へえ~…」
 
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御存知とは思いますが、イージス艦が最強なのは衛星とリンクした高性能レーダーでいち早く敵を捕捉して、長距離ミサイルで撃破する能力が格段に優れているからです
某カリアゲ国のミサイルを未然に海上で撃ち落すには、この船だけが頼りなのですよ
トレードオフを考えず、専守防衛のみにこだわるなら、もっとたくさん持つべき船ですね。
 
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こちらはひゅうが型ヘリ空母の1番艦『ひゅうが』13,950tですね
 
 
 国道沿いの基地へはゲートを通って入って行きますが、人数を伝えるだけで何のチェックもなくスンナリ入って行けます。
言葉から、中国人観光客もたくさん居る様ですが、みんな同じですね^_^;
 
 岸壁に出ると目の前に艦船が並んでいて、乗船は出来ませんが岸壁から見るのと写真撮影はまったく自由です。
集金兵や風珍の国では小銃を持った警備兵が立っていて、カメラを向けただけで撃たれても不思議ではない施設なんですけどね。
誰もいません^_^;
 
 ゲートの正面に居たのは護衛艦のあたごそしてその前にみょうこうが係留されています。
どちらもイージス艦で、現代の最強の軍艦と言われる船ですね。
 舞鶴基地に所属するイージス艦はこの2隻のみで、この時期ですから日本海に出動して某カリアゲ国を睨んでいるので見れないかなと心配していたのですが、2隻とも戻っています。 イイんかな^_^;
 
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この大きな船は補給艦の『ましゅう』13,500tです 燃料や武器弾薬、物資を運ぶ船で、仕事柄コンテナ船を見る機会があるのですが、良く似た構造です
 
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これは護衛艦に搭載されてる『アスロック:対潜ミサイル』です 潜水艦は今も昔も軍艦の大敵。
 
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こちらは小型の哨戒艦に搭載された『90式対艦ミサイル』です レーダー攻撃の時代にこうした接近戦兵器が有効なのか疑問ですが、小型艦で高速だから命中誤差で当たらない事を狙った、乗組員にはとても危険な艦です^_^;
 
 
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ズラリ並ぶ海自艦隊は壮観で、やはり海軍には独特なロマンを感じますね
先頭の824艦『はやぶさ』に装着の76mm速射砲は1分間に65発の砲弾を発射します
 
 
 他にはデッカイ補給艦ましゅう護衛艦、水雷艇などたくさん居て、空母ルックスのひゅうがも遠くに見えました。
 船ごとの機能や装備品の能力など説明しながら(意外と軍事オタクでもあるのです)、じっくり見て廻りましたが、後で聞くと記憶に残ったのはイージス艦2隻3000億円という所だけだった様です^_^;
 
 
 
 レンガ倉庫街に移動します。
此処での目的は海軍カレーです。
 最近、埼玉のスーパーでもレトルトの海軍カレーを売っています。
メチャ高いんで買う事はなかったのですが、一度買って食べてみたところ是が値段通りに絶品の美味しさでした。
それ横須賀鎮守府バージョンしたが、舞鶴でも舞鶴鎮守府バージョンが食べられるそうなので、汚名挽回です^_^;
 
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倉庫街にやって来ました。 倉庫毎にテーマを分けて運営していますが、内容的にはまだこれから感があります
 
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建物は最新の建築基準法に基づいて鉄骨で補強されていますから、耐震は大丈夫そう
 
 さっそくレンガ倉庫のひとつに入ってカレーライスを注文します。
一杯900円。 うん、材料を厳選して手間と時間を惜しまず作った特製のカレーですから、さもありなん。
 
 
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カレーが来ました 『どや?味が深くて美味しやろ?』 …と前に座る家族の反応を見ていると、眼の色が期待から戸惑いへ、そして怒りへと変わって行きます(*_*)
え?おかしいな… とひと口食べてみると、シャブシャブのカレーにメリケン粉で強引にとろみを付け、塩とコショウをどっさり入れて辛みを整えた味がします。
調理班がこんなのを作って水兵達に出したら、簀巻きにされて海に投げ込まれるのは確実です!
 
 
 
 このカレー、海軍のレシピを民間の業者が“忠実に再現” したものだそうです。
関西では特に、この忠実の定義が相当ユルイ人が多いかも知れませんね^_^;
 
教訓:舞鶴赤レンガ倉庫のカレーは海軍カレーとは別モノです。
 
これでは面目丸つぶれのままなので、埼玉で買ったのと同様なパッケージのレトルトが売られていたので、買って来ました。
名誉回復はしばらく後にお預けですね。
 
 
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採点=
 行く  ★★★☆☆
 観る  ★★★★★
 学ぶ         ★★★★☆
 食べる    ★☆☆☆☆