好天に恵まれた先の日曜日、3月の陽光はもうすっかり春の訪れを感じさせる光の量を放っていますね。
以前から「いつか行って見よう」と思ってた京都宮津の名勝:天橋立へ初めて行って来ました。
 
 
イメージ 1
天橋立に着きました 浜名湖弁天島っぽい風景ですね
 
 天橋立は日本三景のひとつに数えられる景勝地で、自宅からの直距離も松島:560km、宮島:400kmに比べて、僅か130kmと近いにも関わらず最後の訪問なったのは、景色意外に付加させる目的が無かったのと、京都府を南北に縦走するのは山間の国道を延々と走らなければならない面倒さが先入観としてあったからだと思います。
 それが近年、近畿地方の高速道路網の発達は目覚ましく、いつの間にか最寄りのICから日本海側の宮津市まで、高速道路だけで行ける様になっていました。
 8時半に家を出て、天橋立に着いたのは10時半、僅か2時間の快適なドライブでした。
 
イメージ 2
天橋立の全容を観るには、リフトで展望台へ登らなければなりません。 昔の人は歩いて登ったんでしょうから、随分手軽ではあります。
 
イメージ 3
お馴染みの風景がありました(^^) 確かにこうゆう砂州のでき方は珍しいでしょうね
 
イメージ 4
少し画面をワイドに引いてみると、宮津湾全体を含めて“絵”になっています 宮城道夫の琴の音が聴こえて来そうな“春の海”がありました
 
 
 天橋立とは宮津湾に海流が運んだ土砂の堆積で4km近くにわたって出来た砂州で、波の静かな湾内に出来る砂州としては日本で唯一と言われるほど珍しいものだそうです。
 砂州上には周辺の山々から飛んできた種子で松が自生し、白砂青の日本人の美意識にピッタリの景観を創り出しています。
その為に古代から景勝地として有名で、百人一首にも天橋立を詠った歌がありますし、雪舟や松尾芭蕉、与謝蕪村など、数多の文化人が訪れては作品を残していますね。
 
 
 以前は、名のある景勝地だから、話のタネに一度行って見なきゃ…』という気持ちも正直あったのですが、いざ来て目の当たりにしてみると、やはり日本人の琴線に触れる何かが有りますね。
 
イメージ 5
砂州に降りてきて、少し散策してみます。 明るい陽光と青い海、そして白砂青松は日本人の原風景かも…
 
イメージ 6
砂州の上を散策路が向こう岸まで続いていますが、今回はジュン・サンダースだけにします(^^)v
 
イメージ 7
こちら側は内海になる汽水湖の阿蘇海です 向こう岸は舟屋で知られた丹後半島ですね
 
 
 展望台から景色を堪能して、砂州を散策するともう昼間近になりました。
軽く早めの昼食をと思って良さ気な店を探します。
 有名な観光地だけあって、店はたくさん有るのですが、せっかく日本海の沿岸に来てるのだからと、海鮮料理の店に入って見ました。
と値段はと言えば、観光地価格そのもので、相当な割高感がありますね^_^;
 
 店を出て、家族の一人がソフトクリーム食べたい!と言い出したので、甘味処の窓口に並びます。
しかしその店、今日は店員が足りないのか、なかなか来てくれません。
 やっと目が合って声を掛けると、迷惑そうに時間かかりますよ!と言ったきり来る気配がありません。
待つ事15分、諦めて他の町へ行く事にして去りました。 応対できないんなら窓口を閉めればいいのにね。
 
イメージ 8
芭蕉も訪れて一句残しています 『一声の 江に横たふや ほととぎす』 名人の域ですね(当たり前か…)
 
イメージ 9
洲の中ほどにある井戸の『磯清水』 海中の洲から清水が湧くのも不思議です
 
イメージ 10
遊覧のモーターボートがたくさん居て、“シーシェパード”っぽいのもありました^_^;
 
 
 有名な観光地だから集客努力をしなくても客は来る、しかも殆んど一見さん。
 サービスを競い顧客の満足度を想う要素は何もありませんからね。
最近は関東周辺を旅してる事が多いので、稀であれこうゆうボッタクリ要素と人としての素養の低さは関西人に特に多い事に気付きます。 
悲しい事です
 
 綺麗な景勝を見て心を洗われた満足感の半分はこんな業者の対応のマズさで相殺されて、早々に天橋立を後にしました。
 
教訓:天橋立に行ったら、現地で買うのは自販機のドリンクだけにする。
さて、次で口直ししないと面目丸つぶれだ^_^;
 
採点=
 行く  ★★★★☆
 観る  ★★★★☆
 学ぶ         ★★★★☆
 食べる     ★☆☆☆☆