昨夜の熊本地震で被害に遭われた皆様に、心よりお悔み申し上げます。
ニュース映像に映った熊本城天守の背後に、煙のようなものが見えたので、“何か異変が起こっている” とは感じていましたが、まさか…せしょこさん(清正公)の石垣が崩れているとは…夢にも思いませんでした。

一昨年の夏に訪問して、じっくり見させてもらい、たぶん日本一強い石垣だろうと思っていただけにショックで、改めて自然の力の強大さを感じずにはいられません。
崩れていない部分でも、相当にズレが生じてるのは報道写真で明らかで、あの綺麗なラインを取り戻すのは大変な事です。
また、坪井川沿いの“長塀”も倒壊してしまった様で、好きな風景だっただけに、残念でなりません。

天守の煙は、あれは瓦が崩落した際の土埃だった様ですね。
天守はもともと鉄筋コンクリートのビルディングなので、心配はしていなかったのですが…。
シンボルだけに、観光のダメージは大きいですね。
この際“木造復元”したら? とも思いますが、石垣が先だと思うので、しばらくは難しいでしょう。
そんな中で、400年以上の風雪に耐えた“宇土櫓”が何事もなかったかの様に涼しい顔で(?)建ってるのは感動モノでした。

近年すごい勢いで櫓群の復元を進めてて、次の訪問が楽しみでしたが、今日からは復活を祈って、ささやかながら応援して行きたいと思います。
*被害写真は気が滅入るので載せません。ネット上でご確認ください。