塾では、「ふーん、で終わらずに考える」という話をよくしています。
今回は「十六夜(いざよい)」の話です。
十六夜は、旧暦の8月16日の夜、またはその夜に見える月を指す言葉です。
ここで終ってほしくないのです。
「十五夜の次の日だから十六夜って書くのか」とか「なんで『じゅうろくや』じゃないんだ?」とか、
少しだけ思考を入れてほしいのです。
「いざよい」の語源は、「ためらう・躊躇する」という意味の古語「いざよう」です。
前夜の満月よりも月の出が約50分遅くなるため、月が「出るのをためらっている」ように見えることから名付けられました。
ちなみに、中学理科で習う学習では「星座(恒星)」は1日で4分くらいずれ(早くなり)ます。
(1か月に30度、1時間で15度移動することから逆算)。
月は地球の衛星のため、恒星とは違った時間のずれがあるのですね。
しかし、「月が出るのをためらっている」とは、なんて素敵な表現なのでしょう。
いとをかし。