7/7 朝日新聞社説より | パスカル進学教室 教室長のブログ

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千葉県茂原市にある学習塾、パスカル進学教室の教室長の雑記です。
学生さんや保護者の方々に役立つような情報を配信できたら…と思います。

英語で「ファイブ・オクロック・シャドー」と言う。訳すと「午後5時の影」、と言っても夕日に伸びる影ではない。会社の引け時になると、朝に剃(そ)ったヒゲが伸びて男の顔にうっすら影を作る。その、かすかな翳(かげ)りのことだ


▼粋(いき)で渋いか、ただの無精(ぶしょう)に見られるかは、その人次第となろう。そんなふうに象徴的に「9時から5時まで」と言われる働き方が、この夏、様変わりしつつある。始業と終業を早めるサマータイムを取り入れる企業が、じわり広まっている


▼「短夜(みじかよ)」「明易(あけやす)し」といった季語さながらに、夏の朝は5時には明るい。天然の照明と朝の冷気を無駄にするのは、思えばもったいない。夏時間を当て込んでの「アフター4商戦」も熱を帯びてきた


▼夕刻の余暇利用も利点とされる。習い事、スポーツジム、家族とのひととき――。「朝早いのはつらいけど、この1時間は貴重です」という声を記事が伝えていた。小紙の調査によれば、主要企業の導入機運はかつてなく高いという


▼国の制度としての夏時間は賛否を二分してきた。反対論の一つに残業があった。日が高くては帰れない。長く働かされるだけだ、と。だがこの夏は電力不足で、いわば早上がりのための措置だ。横並びで居残る企業文化を変える契機になるだろうか


▼楽観主義者はドーナツを見るが、悲観主義者はドーナツの穴を見るのだそうだ。不足を嘆かず、ある電気を賢く使いながら暮らしや価値観を変えていきたい。思えば得難いチャンスである。


***社説終わり***


「楽観主義者はドーナツを見るが、悲観主義者はドーナツの穴を見るのだそうだ。」
なるほどですよね。よく聞く話で、ジュースが「もう半分しかない」と捉えるか「まだ半分残っている」と捉えるかの違いだと思います。

高校入試までは、あと200日ちょっと。
プレッシャーを感じていない子には「あと200日ちょっとしかない」。焦っている子には「まだ200日ちょっとある」で対処できたら、と思います。


パスカル進学教室(茂原市)