レトロオーディオ;レコードを聴くにはPhonoモードが必要
昔のオーディオアンプには、必ず、モードセレクタに「Phono」というのが有った。
有るのが当然だった。なぜなら、ステレオというのはレコード聴くための物だったから。
写真の右端にPhonoという表示有り
レコードの溝に刻まれている音は、低音から高音まで録音レベルというのが一定ではない。
より良い音を再生可能とするために、工夫した結果なのだ。
そのため、単純なLINE入力とLINE出力のやり取りでは正常な再生ができない。
ということで、「Phono」というモードを使う必要があるのだ。
SONYのロゴが入ったカートリッジ(上面)
今回、当方がヤフオクで落札、入手したVictorのマイクロコンポは「Phono」が無い。
それで、昔から使ってきたオーディオアンプの「Phono」を使って、
まずは、一定レベルの電気信号に変換して、それをLine出力し、マイクロコンポ側の
Line入力端子に繋いで、マイクロコンポに接続しているスピーカで再生している。
カートリッジ(斜め下から)
この頃のアンプには「Phono」モードが無いらしい。
なぜなら、レコードなんて持っていないし従って再生しないからだ。
また、この頃のレコードプレーヤは、「Phono」でやっていた信号変換をプレーヤ側で
できる様になっているらしい。
新規にプレーヤを購入してレコードを再生したい場合は、アンプ側で「Phono」モードの
有無を確認して、プレーヤを選ぶ必要が有ると思う。
「ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン」のジャケット
MONO BT-1325
発売元;日本フォノグラム (P)1974 定価1,300円
(ジャケット左上には、EmArcy RECORDS という表示有り)
このレコードは昔、ジャズの復刻版シリーズとして国内販売されたもの。
秋葉原の日の丸電気のレコード館で購入した。(新品で)
日の丸電気では次回以降10%割引で購入できるサービス券がもらえたため、
レコードは全てこの店で購入していた。(石丸電気系列だったと思う)
この時代、いわゆる千円レコードと呼ばれたシリーズ物が販売されていた。
これは、新品でスタンダードジャズや定番のクラシック音楽がその内容であった。
これは1300円で千円ではないが、約千円盤であろう。
クリフォード・ブラウンとの共演で、
YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO
'S WONDERFUL
をはじめ、ジャズファンなら知っている曲ばかりであろう。



