レトロオーディオ;レコードを聴くにはPhonoモードが必要 | pascal990のブログ

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レトロオーディオ;レコードを聴くにはPhonoモードが必要

 

 

昔のオーディオアンプには、必ず、モードセレクタに「Phono」というのが有った。

有るのが当然だった。なぜなら、ステレオというのはレコード聴くための物だったから。

 

写真の右端にPhonoという表示有り

 

レコードの溝に刻まれている音は、低音から高音まで録音レベルというのが一定ではない。

より良い音を再生可能とするために、工夫した結果なのだ。

そのため、単純なLINE入力とLINE出力のやり取りでは正常な再生ができない。

 

ということで、「Phono」というモードを使う必要があるのだ。

 

SONYのロゴが入ったカートリッジ(上面)

 

今回、当方がヤフオクで落札、入手したVictorのマイクロコンポは「Phono」が無い。

それで、昔から使ってきたオーディオアンプの「Phono」を使って、

まずは、一定レベルの電気信号に変換して、それをLine出力し、マイクロコンポ側の

Line入力端子に繋いで、マイクロコンポに接続しているスピーカで再生している。

 

カートリッジ(斜め下から)

 

この頃のアンプには「Phono」モードが無いらしい。

なぜなら、レコードなんて持っていないし従って再生しないからだ。

また、この頃のレコードプレーヤは、「Phono」でやっていた信号変換をプレーヤ側で

できる様になっているらしい。

 

新規にプレーヤを購入してレコードを再生したい場合は、アンプ側で「Phono」モードの

有無を確認して、プレーヤを選ぶ必要が有ると思う。

 

 

「ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン」のジャケット

MONO BT-1325

発売元;日本フォノグラム (P)1974 定価1,300円

(ジャケット左上には、EmArcy RECORDS という表示有り)

このレコードは昔、ジャズの復刻版シリーズとして国内販売されたもの。

秋葉原の日の丸電気のレコード館で購入した。(新品で)

日の丸電気では次回以降10%割引で購入できるサービス券がもらえたため、

レコードは全てこの店で購入していた。(石丸電気系列だったと思う)

この時代、いわゆる千円レコードと呼ばれたシリーズ物が販売されていた。

これは、新品でスタンダードジャズや定番のクラシック音楽がその内容であった。

これは1300円で千円ではないが、約千円盤であろう。

クリフォード・ブラウンとの共演で、

YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO

'S WONDERFUL

をはじめ、ジャズファンなら知っている曲ばかりであろう。