パスワード盗まれる;そもそもパスワードって何?
当方の記憶では、生まれて初めて「パスワード」との縁ができたのは、給料が従来現金支給であったのが、会社からの圧力で口座振込にさせられた時だったと思う。
会社からの圧力というのは、始めは「希望者だけ」が段階的に事実上「強制」になって、結果全社員が口座振込になったという経過である。確か、雇用に関する法律的にはあらかじめ決められた給与支給日に現金で支給されるべきと定められていたと思う。
口座振込は、現金支給に相当するという理解で認められてきたのであろう。
それで、当方も銀行口座を開設して、キャッシュカードを持つようになり、自分の給料を口座から引き出す時に、入力するのが数字4桁のパスワードであった。おそらくほとんどの人は誕生月日をパスワードにしたと思う。
パスワードというのは、普通の人にとって、その程度の物であった。
第三者に自分の金を盗まれさえしなければ良かったのであろう。
その次に「パスワード」を持ったのは何だっけ・・・。
たぶん、パソコン通信のセンタに接続&ログインするためのパスワードだったと思う。
こちらは、英字と数字を混ぜて8桁だった。
1980年代のことだったかな?インターネットが普及する以前の時代だった。
ダイアルアップ接続で、300bps(ボー)とかいう通信速度で。ピーヒャラ、ゴロゴロといった音がして、繋がったり、繋がらなかったりした。電話代がかかるので、ノンビリしていられない時代だった。
といったところで、パスワードが盗まれると、それなりの被害を被るわけだが、銀行のカードを盗まれたり紛失しなければ、口座から現金を第三者から引き出されることは無い。
パソ通のパスワードが盗まれても電話代の請求額が異常に高額になるので何れわかるのである。
個人にとって、致命的な個人情報漏洩にはならなかったのである。おそらく。
ところが、1990年代後半になると、世の中は、インターネット時代に突入した。
何でも、2010年代になると、何でもネット時代である。
いつの間にか、当方もネットまみれになっていた。
・Eメール
・Webサイト
・Webニュース
・ブログ
・ツイッター
・Youtube
・Facebook
などなど、会員登録して、IDとパスワードが付いて回るのである。
パスワードに関して、守らなければならない事
・簡単な文字列、連想可能な文字列はNG。
・英字、数字などを混ぜて、充分な文字数であること。
・自分以外に知られてはならない。
・同一のパスワードを複数のサービスで使い回してはならない。
・適宜あるいは定期的に変更すること。
・あやしい電話やWebページで、第三者にパスワードを言ったり、入力してはならない。
パスワードって、作るのも、管理するのも、極めてやっかいな物になってしまっている。
こころがけるべきこと(あくまで、当方の主観である)
・当たり前だが、パスワードを適切に取り扱うこと。
・ネットを介したサービスはなるべく利用しないこと。
・口座取引、株取引、クレジットカード取引など金にからむサービスの利用はなるべくしない。
・ネットは、あらゆる悪人が行き交う世界であると心得よ。
・ネット通販やオークションなどを通じて、購買行動などあらゆるプロファイリングのための情報収集が行われていると心得よ。
・自分のPC、ハードディスクに侵入され、情報を盗み出されている可能性が有ると心得よ。
不正侵入やウィルス感染などチェックするソフトでガードを固め、監視、点検を怠らないこと。