もののインターネット(IOT)のメリットとデメリット  と 行く末 | pascal990のブログ

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もののインターネット(IOT)のメリットとデメリット と 行く末

つい数年前まで、聞いたことがない言葉だったのですが、さすがに、昨年頃から頻繁に目にしたり聞いたりする様になりました。
それが

もののインターネット→IOT

だそうです。

その意味するところを確認すると、以前によく叫ばれていた「ユビキタス」と似た内容です。
それでは、なぜ、別の言葉を持ちだしてきたのでしょう。

どうも、ネットにつながる機器あるいは端末の種類と個数が桁外れに増加した世界を想定している様です。
また、ネットに繋がるものには、センサーが付いていて、また、自律的に動作する機能が備わっていて、人がいちいち命令しなくても、自動的、あるいは有機的に動作できる様な世界を想定している様です。

企業や工場といった効率性至上主義的な組織や場所では、増々高度化した仕掛けを使って発展できるのでしょう。
しかし、一般の市民生活の場ではいかがでしょうか。
いよいよ、得体の知れないものが世の中を支配、統制する様になってしまうのかもしれません。
ありとあらゆる物がネットに繋がって、人の好みや行動や普段の生活内容の全てをネット経由で全能のシステムに送って、分析し、蓄積し、誰かの都合に合わせて、それぞれの人にリアクションをかけてくるのではないでしょうか?

「ビッグデータ」だとか言っていますが、「無差別なんでもかんでも他人のプライバシ侵害データベース」かもしれません。とにかく、データの記憶容量の単価が極めて安価になり、ネットワークなどの通信速度が速くて安価になって。さらに、コンピュータの性能が画期的に高度化され、今後もその発展のペースが加速されていくのです。

一方、情報漏洩やプライバシの侵害は、多発していて、収まる気配がありません。

インターネットとその周辺はには「光と影」が当初からあって、今でも変わっていません。
・誰でも参加可能
・誰でも、誰の情報を見ることが可能
なのが基本概念だったのですから。
もちろん、権限管理や暗号化などいろいろ制限をかける仕掛けは取り入れられました。
しかし、根本、本質は上記の通りだったわけで、これは、現在でも営々と引き継がれているのが実情なんです。

ですから、インターネットとその周辺は、ほんとうに、怖い世界なんです。
それにもかかわらず、コンピュータ技術、情報通信技術あるいは暗号化技術などについて、まったく知らないで、ご自分のPCやスマフォをネット接続して、丸裸で利用している人が世界中でほとんどなんでしょう。

特に、日本人は正直な方がほとんどですから、他人を疑いません、直に信じます。
そうでなければ、オレオレ詐欺なんてあり得ないでしょう。

当方は、ITの発展と社会での活用について希望を持ってはいますが、反対に、危険が一杯だということも知っているつもりです。
個人情報ややお金に関係することは、極力ネット経由でやり取りすることは避けているのです。
コンピュータ屋なのですが、やらない。 というより、コンピュータ屋だからやらないのです。

ネットに流す情報は、基本的に全て第3者が盗聴、盗み見しているし、第4者に流すというのが当たり前なのです。
暗号なんて言ったって、高度な国家機密や軍事機密だって漏れるのですから。
当然ですよね。全て人間がやることですから。
暗号解読に天文学的年数がかかるから、事実上解読不可能だ なんていいますが、
解読できるから、相手がその情報の内容がわかるわけで、解読方法は必ず用意されているということなんです。

まとめますと、

IOTが徹底された世の中になると、

地球上に生きる全ての人や、場合によっては生物の全てが、
窮屈で住みにくい社会

になってしまうのかもしれません。

ただし、ほんの少しの人や組織、あるいは企業にとっては、極めて都合が良くて快適な世の中
かもしれませんが。

まあ、
当方は、おそらく、IOTが徹底されるまでは、生きていられないと思うのですが。

ですから、せいぜい、2回目の東京オリンピックを観て、
さらに、
リニア新幹線の本運用を見届ける
ぐらいでしょう。






引用;

「モノのインターネットとは?」  ~IoTの動向と課題~

http://bdm.change-jp.com/?p=1677


<IoTとは?>
「IoT」とは、「Internet of Things」の略です。一般に“モノのインターネット”と言
われますが、“モノがインターネットプロトコル(インターネット言語)でネットワー
クされている”という表現の方が正しいでしょう。
これまでも、PCや携帯電話といった“モノ”がインターネットに接続していたこと
に間違いはないのですが、従来はヒトの操作によってインターネットに信号が
発信されていたのに、IoTはモノが自ら信号をインターネットに発信していると
いう点が異なります。
2014年5月1日に米国ホワイトハウスが公表した「BIG DATA: SEIZING
OPPORTUNITIES, PRESERVING VALUES」でも、「Internet of
Things(IoT)」を取り上げています。