Tゴム工業の大臣認定不適合&不正取得問題
資本金300億円以上、従業員数1万人以上の大企業のようです。
http://www.toyo-rubber.co.jp/company/data/
品質マネジメントのページによれば、
http://www.toyo-rubber.co.jp/eco/stakeholders/customers1/
「Tゴムグループは、「T製品安全憲章」にもとづき、安全性を最優先に考え、この憲章を具体化した実行計画を策定し、推進しています。事業のグローバル展開に対応するため、それぞれの国の市場環境や使用条件を事前に確認し、適切で安全な製品を提供していきます。」
と明記されています。
ISO9001の認証を取得されている様ですが、今回の不祥事により、創業より築いてきた社会的な信頼の多くが瓦解したのではないでしょうか。
企業活動の信用、信頼性、品質などは、このような反社会的な事象により一瞬のうちに消えて無くなるので、常に自己監理していくことが必要です。
業種、業界を問わず、全ての企業、企業人に求められることでしょう。
他社との競争に遅れを取らないため、
納期を守るため、
お客様の期待に応えるため、
企業組織内の目標を達成するため、
などなど
如何なる目的、理由も、やってしまった事を正当化することはできません。
ましてや、製品性能の測定、評価データを改竄し、また改竄してしまったことを
認識して以降も、社会に当該製品を出荷し続けていたとしたら、
過失ではなく、明らかに意思を持って犯した反社会行為でしょう。
今まで、その企業の製品を愛顧してきた得意先企業や個人ユーザは、何と落胆したことで
しょう。
メーカとして、技術陣が情報を虚偽報告や捏造したら、お終いでしょう。
企業活動を成立させているのは、一人ひとりの役員や社員でしょう。
どんなに苦しくても、「ウソ」はダメです。
私が生きてきた、システム開発の業界でも、
進捗報告や試験結果について、ウソにウソを重ねて、最後は、本番運用になだれ込んで、
やっぱり、そのウソがバレてしまい、結果、お客様に取り返しがつかない損害を与えて、
長年いただいてきた信用を失うということが多々有るのです。