情報処理技術者と資格 | pascal990のブログ

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以下の記述内容はあくまで私の経験(30年以上の)に基づくものであり、全業界、技術者に言えることではありません。

情報処理技術者と資格について、



そもそも、IT業界で仕事をするのに特別な資格が必要ということは有りません。

職業、職種、業界などによりいろいろだとは思いますが、ITの様な専門知識、技術が

求められる仕事にも関わらず誰でも成れるというのは余りにもデタラメな業界だと思います。



世の中、思った以上に法律や条例などで資格や経験が条件付けられています。



生命事故や災害につながる職業、

社会的に大きな影響を及ぼす職業

法律に基づき人を裁く職業

人の命を扱う職業



といった場合に、資格が求められる制度になっているのだと思います。



コンピュータシステム、情報処理システムといったものは、上記の事に直接的、間接的に

大きく関わります。



情報処理システムは、結局はハードとソフトで動作しますが、具体的にはプログラムが

ハードを制御することとプログラム自体がある機能を果たすことで全体が機能しています。



そのプログラムを作る業務に従事する者が何ら専門教育を受けず



・新卒入社したら、即戦力として業務にあたる。

・理工系、情報科学系の素養が無い文系、芸術系の人材でも安易にIT技術者として

 採用され、プログラム開発の仕事に投入される。



といったことであれば、大問題です。



また、下請け、孫請けの階層構造化された中で、非正規雇用で長時間労働、低賃金が

大部分を占めるとしたらさらに深刻です。



1990年頃までは、徹夜当たり前、長時間残業、会社泊まり込みといったタコ部屋体質の

業界ではあったのですが、今はそういった時代ではないでしょう。



社会に信頼されるためには、まずは何といっても確かな技術者を養成し従事してもらうことだと

思います。



そのためには、資格で人材を正当に評価しダメな人は退場していただくことが必要でしょう。

経験や実務能力については、別途評価する方法が必要だと思いますが、この点については

別途、書くこととします。




本記事は、第3者を中傷誹謗するものではありません。