【213】どろんこパニック

『今日も、あっぱれな一日になりそうだ…!?
ぅわぁー!!』

『ぜんまい殿!?…こ、これは一体、何事でござる?』
よく晴れた朝、ぜんまいざむらいが表に出ると
昨日、降った雨の影響か?
そこは一面、ドロドロのぬかるみに!
足を取られ、溺れかけ絶体絶命の大ピンチを

舟に乗って来た
ずきんちゃんと茶じじに間一髪で助けられる
絶命(ぜんまい)ざむらいと豆丸、
詳しく話を聞くと

からくり大江戸中がドロドロになってしまっているようだ。
あくとり代官の頼みもあり、
ドロドロになった道路だけでもなんとかしようと
皆で協力し、砂や砂利を入れて道を固めると…

『そろそろ、いいっかな?…あっ♪大丈夫みたい』
何とかドロの上に立てる状態に。
が!
なんと!ドロの中から泥の大男が現れて、

『ドロドロピッチャン、ドロピッチャン』
からくり大江戸の人たちにドロだんご攻撃を!
『美人の尼さん、隠れていた方が良いですぞ♪』

尼僧を口説く茶じじも
『おのれ!妖怪!なんか用か…ぃ!?』

ダジャレを言うあくとり代官も
ドロだんご攻撃にやられてしまう。
『くそー!おいらのぜんまいキコキコしちゃう!』
怒ったぜんまいざむらいは

必笑だんご剣を!
しかし…泥の塊であるドロ大男には効果がない。

そこへ、わたあめ姫が
【七色だんご剣】を持って助太刀を。
『よーーし!』

七色だんご剣を使ったぜんまいざむらい、
今度は、ドロ大男のクチに命中!

『ぁあ~♪今までのボクはなんだったんだろう♪』
見事にドロ大男を改心させる。
そして
小さくなったドロ大男の正体は…

(尼僧)『ぁあ!やはり、あなたは?』
(豆丸)『あの時の!』

(ぜん様)『…?誰だっけ?』
以前、尼僧のお寺をドロドロにしてしまった
【どろん小僧】
寂しさのあまり、お寺を泥だらけにしていた
どろん小僧だったが
ぜんまいざむらいと豆丸が一緒に遊んであげたコトで
改心したのだが…
『あの時、二人ともまた一緒に遊んでくれるって言ったじゃないか!
僕は…待ってたんだぞ(泣)』
遂には泣き出してしまうどろん小僧…

『ぜん様!豆丸ちゃん!
約束を守らないとダメじゃないの!』
ずきんちゃんに叱られたぜんまいざむらいと豆丸。
『ごめんなさいでござる』
どろん小僧に謝ると
『…それじゃあ今まで遊べなかった分、いっぱい遊ぼう♪』
最後は、

ずきんちゃんも、茶じじも、あくとり代官も、美人の尼さんも

からくり大江戸の人達も、
みんな一緒にドロ合戦をするコトになり
大喜びのどろん小僧なのでした。