【190】わたあめはいかが?

『お見合いなんて…まだ早いでやんすよ、はぁ~ぁ…』
お見合い写真を見て、ため息…のなめざえもん
そこへやって来たのは、愛し恋しのずきんちゃん♪

ではなく…わたあめ姫。
元気のない、なめざえもんのコトを心配するが
『本当…ガックリでやんす!
あちきにだって、ため息が出る日があるんでやんす
はぁ~ぁ…』

また、ため息をすると
『はて?ため息とは何でごじゃりまするか?』
『ため息とは思わず「はぁ~ぁ」と言ってしまうコトでやんすよ!』
ため息を知らない、わたあめ姫に説明するコトになってしまい
『本当に、あんたも…はぁ~ぁ』
またまた、ため息のなめざえもん
すると…わたあめ姫は、

『わたあめクルクル、ク~ルクル♪』
なんと!ため息を【わたあめ】に変えてしまう。

『なんだか、気持ちがスッ♪と軽くなったでやんす♪
ため息をわたあめにするなんて、あーたもハイカラでやんすねぇ~!
ありがとうでやんす♪』
なめざえもんに誉められた、わたあめ姫
その後も

頭巾の結び目が上手く決まらない、ずきんちゃんや
からくり大江戸中の人達のため息をわたあめにし、

みんなの感謝をされる。
あくとり亭では、あくとり代官が

『こうも、お客がいなくては拙者の熱意も空回りでござる…はぁ~ぁ』
とタメ息。
わたあめ姫は、ため息をわたあめにするが…

熱々の鍋の湯気まで一緒に、わたあめにしてしまい

鍋は冷たくなってしまう。
一方、

今日も大繁盛だった、だんご屋いっぷくでは
仕事あがりのぜんまいざむらいと豆丸が

『もう、くたくた…動けない~、はぁ~ぁ』
とタメ息。
コレもわたあめにすると、疲れがスッ♪と引く。

『スゴイじゃないか、わたあめ姫~♪
豆丸!元気も出てきたコトだし、温泉にでも行こうか?』


『やっぱり温泉は生き返るでやんす~♪
はぁ~ぁ♪』
『極楽、極楽♪、はぁ~ぁ♪』
温泉に行くと…
そこには、たくさんの『はぁ~ぁ♪』が!?
ため息と勘違いした、わたあめ姫は
全ての
『はぁ~ぁ♪』をわたあめにしてしまう。
すると…

『あれ!?お風呂の湯気まで巻き取られてない?』
お湯は、みるみる冷たくなり、

上空には湯気を巻き取った【特大わたあめ】が!
『皆さんでどうぞ♪』
特大わたあめを投げるわたあめ姫

温泉に来ていた人達は
寒くて湯冷めした上に、わたあめでベタベタに!
それに怒ったのは、なめざえもん

『あーた、やりすぎでやんすよ!
お風呂で出る「はぁ~ぁ」は、
がっかりや疲れた時の「はぁ~ぁ」とは意味合いが違うでやんす!』
と
わたあめ姫に教えてあげる

『そうでごじゃりましたか…ごめんなさい』
素直に謝る、わたあめ姫
またカッコイイとこを見せたなめざえもん
しかし
『はっ…はぁ~ぁ、はっくしょーん!』
くしゃみをすると

ふんどし一丁の姿になってしまい、

みんなに笑われてしまうのでした。