【196】ごせんふ池で大合唱

『にゃい♪にゃい♪』
まっちゃが、ごせんふ池のほとりで鼻歌を♪
『何をしているのでごじゃります?』

通りかかった
わたあめ姫が聞いてみると

池にいたおたまじゃくし達が五線譜に並び、
その泡からはメロディが♪

『なんて素敵なのでしょう~♪』

『今日もあっぱれな一日だなぁ~』
ぜんまいざむらいと豆丸がごせんふ池を通ると
『もう一度、やり直しでごしゃります!
さん、はいっ♪』

わたあめ姫がおたまじゃくし達と合唱の練習を♪
『わらわは決めました!
これ、なめざえもん様にも渡しておいてください♪』

おたまじゃくし達とコンサートを開くコトに決めたわたあめ姫は
ぜんまいざむらい達に招待状を渡す。
コンサート開催の日まで
猛練習を始めるわたあめ姫とおたまじゃくし達、

しかし、

おたまじゃくしの中の縞模様の一匹が上手く五線譜に並べない…
『音が違うでごじゃります~!もう一回!』

雨の日も、

毎日、夕方になるまで練習は続き
陰で見ていたなめざえもんも

『おたまじゃくしとコンサートなんて無理でやんす…
早いとこ、教えてやるでやんす』
コンサートをヤメさせようとするが…
一緒にいたぜんまいざむらいに止められ
もう少し、
わたあめ姫とおたまじゃくし達を見守ることに。

夜になり
ごせんふ池の前で、ひざまづくわたあめ姫の姿が!
心配して駆けよるぜんまいざむらいと豆丸だったが
『蝶ネクタイはピンクにするでごじゃります~♪』

その日は朝まで練習は続き、

遂に
音を外すコトなく、わたあめ姫のテーマ曲を歌い終わる
そして、いよいよコンサート本番の時。

大勢の観客が見守る中、
『さぁ♪皆さん、本番ですよ!
出てきて下さ~い♪』
わたあめ姫は、おたまじゃくしたちを呼ぶが…

おたまじゃくし達は一匹も姿を現さない。
『…』

呆然と立ち尽くし、泣き出してしまうわたあめ姫…

『やっぱり、コンサートは無理でやんしたかね…』
しかし!?
『ケロケロケロ、ケロケロケロ♪』
そこに現れたのは、

おたまじゃくしから成長したカエル達。
『しまちゃ~ん、みんな~♪』

わたあめ姫の指揮の下、
カエル達は見事にわたあめ姫のテーマ曲を歌う。

『わたあめ姫、スゴイでやんす♪』
なめざえもんにも誉められて大喜びのわたあめ姫、
『皆さん、一緒に♪さん、はいっ!』
最後は観客総動員で大合唱♪
『わたしは、わたあめ♪
ひめひめ、わたあめ
秘めたる想いは、わたのよう♪』

ごせんふ池に皆の歌声が響き渡るのでした。