【188】まねきタコで大繁盛 | ♪ぜんまいな毎日

【188】まねきタコで大繁盛

『いらっしゃい、いらっしゃ~い♪』


ただ今、あくとり亭では【海鮮鍋祭り】が開催中らしい。



『海鮮鍋かぁ♪
よ~し、豆丸!今日は、おいらのおごりだぁ♪』

興味を持ったぜんまいざむらい、豆丸を連れて入店すると


お客さんは…ゼロ。



『せっかくの新鮮な具材も、肝心のお客が来ねば
【下駄に】ぃや…【無駄に】なってしまう』

そうボヤく、あくとり代官の頭に



具材の中から一匹のタコが!

『その願い、叶えてあげるタコー♪』


そのタコは【伝説の招きタコ】

あくとり代官は
『やったぁー!』と大喜び♪

しかし、豆丸は
『ただのタコでござろう?』

半信半疑…

『いいダコ!招きタコのスッゴいパワーを見せてやるダコー♪』

まねきタコがダンスを踊ると



たちまち、
ガラガラだったあくとり亭がお客で超満員に♪


『これほど多くの鍋のアクをすくう日が来ようとは♪』

開店以来、初めての大繁盛、


更に、


『あの…わたしの悩みを聞いてもらえますか?』

趣味?の悩み相談まで受けてしまうあくとり代官


『実は…布団を干す度に風が吹いて、下に落ちてしまうのです』

『ほぅ、それは布団が…』



『出るよ!出るよ!
「ふとんがふっとんだ」ってダジャレが出るよ(笑)』

しかし…あくとり代官の答えは

『(布団が)飛ばぬように、しっかり止められよ』


普通の答え!?

子供からの

『お箸が下手で、お鍋の鶏団子が一つも食べられないんだ…』

という相談には

豆丸が

『きっと、「鶏肉だけに…とりにくい」でござるね?』

予想するが…

あくとり代官の答えは

『箸は人生の如く、急がず焦らず諦めず!』

まったく、いつものダシャレが出てこない。



『それは、招きタコ様のチカラだね!』

だんご屋おばばの話によると

『招きタコ様が付くと店は大繁盛するんだけどね
代わりに…
その人の大切なモノを吸い取っちまうんだよ』

と…

『それであくとり代官はダジャレを吸い取られちゃったワケかぁ
やっぱり、
おいら…今まで通り、
あくとり代官には
寒いダジャレを言っててほしいなぁ~』


それならばと

豆丸は、あくとり代官に

『サカナが驚いた時に何て言うか知ってるでござるか?』

ダジャレを言いたくなる質問をするが

『豆丸殿、魚は泳いでも驚きはせぬぞ』

あくとり代官は当たり前の答えを…



『違うでござる!
魚は「ギョッ」と驚くのでござる!』

豆丸がダジャレの答えを教えてあげると


あくとり代官は

『なるほど♪魚だけにギョとは…なるほど』

ダジャレに感心!

更に

『拙者は店があるので、これにて』

その場から去ってしまう…



『いくら商売繁盛だからって…
あくとり代官からダジャレを奪うなんて許せない!』

怒ったぜんまいざむらい、

頭のぜんまいをキコキコさせようとするが…

一足先に豆丸が


『拙者のボンボン、ポンポンしちゃうでござる!』



あくとり代官に付いた、まねきタコを剥がそうとする!

だんご屋おばばも

『まねきタコは、このおばばが頂くーー!』

だんご屋いっぷくの繁盛の為にまねきタコを奪おうと!





『みんなヤメてー!
これじゃあ、まねきタコが引っ張りタコになっちゃうよー』

ぜんまいざむらいは

【必笑だんご剣】を
おばば、招きタコ、あくとり代官の3人に!




『すまなかったねー、欲しいからって店で暴れるなんてぇ』

『少々、ヤリすぎタコ♪ごめんねタコ』

『注射は痛い…ぃや、拙者はいったい?』

見事に改心させるコトに成功♪


そして、
招きタコは海に戻り、


『鍋、同様に人生を捧げたダジャレを見失うとは…
拙者はアルマジロおっかない!
…ぃや、あるまじき行いでござった!』

あくとり代官の寒いダジャレも完全復活するのでした。