【184】さようなら、ずきんちゃん

突如、からくり大江戸に現れた巨大な未確認飛行お釜!
『…!?』

『あれは、ずきん殿が助けて宇宙に帰してあげた
お釜の形をした宇宙人でござるよ!』
『でも…あの時は、釜ちゃんはあんなに大きくなかったわ!』
すると巨大お釜の中から、
『カマ、カマカマー♪』
以前、
ずきんちゃんが助けたお釜が
ひとまわり大きいお釜と一緒に出てくる。

『あなたは、いつぞやの♪あたしに会いに来たの?
…こちらは?
もしかして、お母様ですか?』
『カ~マ♪』
ずきんちゃんと釜ちゃんが再会の挨拶をしていると

『ずきんちゃん、大丈夫でやんすかー!』
宇宙からの侵略者!
と
勘違いしたからくり大江戸の人々が駆けつけて来てしまう…
『そんなんじゃないわ!釜ちゃんは私の友達なの』
必死に釜ちゃんをかばうずきんちゃん
しかし
からくり大江戸の人々は理解してくれない…
すると、上空の巨大お釜から強烈な波動が!!

『脅かしても無駄じゃ!この街はワシが守るぜよ!』
見栄城の殿様の抵抗も虚しく…成す術がない人々…
からくり大江戸もこれで最後?

『カマカマ!カマ~カマカマ!』
そのピンチを救ってくれたのは釜ちゃん母子。
なにやら上空の巨大お釜と話をしているが
からくり大江戸の人達は
宇宙人の言葉が
わからないので、ちんぷんかんぷん!?
『この方々は少し訛っておりますが、宇宙標準語を話してらっしゃるのでごじゃります~♪』

宇宙語が少しだけわかるわたあめ姫の通訳によると、
なんと!
釜ちゃんは、ずきんちゃんが好きになったので
両親と供に結婚を申し込みにきたらしい。
(この時点で、上空の巨大お釜が父親だと発覚!)
もちろん反対するぜんまいざむらい達だったが
この結婚は宇宙の友好に役立つ言う
釜ちゃんママは

ずきんちゃんの祖父、茶じじを
毎日、旨い釜飯を食べ放題で買収に成功!(笑)
しかし
ずきんちゃんの結婚など断固反対のなめざえもんは

巨大お釜になめ軍団による弓攻撃!
弓がまったく効果がないのを見ると
同じく
ずきんちゃんの結婚に猛反対のぜんまいざむらいも

【必笑だんご剣】を巨大お釜に!
だが…
巨大お父さんお釜には必笑だんごも、まるで効かない!
それならば!
ぜんまいざむらいはわたあめ姫に【七色だんご剣】を要求するが…

『あの方は何も悪いコトはしておりませぬもの!』
と
断られてしまう。
『そうよ、ぜん様もなめざえもん様もヤメて!
ごめんなさい…
からくり大江戸の人は皆、そそっかしいんです。
あたしの返事も聞かないで戦おうとするなんて…』

ここまでの様子を見たずきんちゃんは
宇宙友好の為に
プロポーズを受けることを決めてしまう


『宇宙結婚1号になるのよ♪
こんな機会…滅多にないと思うの』
笑顔を見せるずきんちゃん…
そして別れの日。

『からくり大江戸の皆さん、お世話になりました。
おじいちゃん、
今まで育ててくれてありがとうございます』
別れが辛いが
みんな、笑顔でずきんちゃんを送り出そうと…

だが、そこには
ぜんまいざむらいの姿は見えない…
『きっと、どこかでイジケてるでやんす(泣)』
なめざえもんが涙ながらに話す
ぜんまいざむらいが来ないまま
遂に
出発の時間になってしまい


花嫁衣裳を着たずきんちゃんが空中に浮かび
巨大お釜に乗り込んで行くと…
大好き山に

【大好き】の灯火が見え
そこには

もちろん、ぜんまいざむらいが!


『ずきんちゃーーーん!…さようなら(泣』

涙で送り出すしかなかった
ぜんまいざむらいなのでした。