皆様こんばんは!
昨年の今日、移住先のパナイ島にヨランダが直撃し、家が半壊!
46日間の停電!!の被害に合いました。
この時期になるとトラウマの如く思い出してしまいます。
亡くなられた方々にご冥福を祈り、黙祷致します。
数日前からネットのニュースや、大使館からの注意勧告で
情報は得ていたので、私も日本人です!
万全の態勢で備えました....備えたつもりでした!!!
まずは、ガイサノに行き日持ちする乾物類や缶詰等食料品は
一カ月分の確保。
子供の粉ミルク4缶と救急用の包帯バンドエイド等の確保。
2台の車を満タンにし、ジェネレーターを買い、ジェネレーター用
のガソリンを50リットル、オイル5リットルを確保。
飲料水は青い5ガロン用のポリタンクを17タンク確保。
米(フィリピン米)を1サック(50kg)
ロウソク50本に充電式懐中電灯2本を確保。
サンミゲールビール10ケースとエンペラードール20本を
確保(笑)
普段はクレジットカードを使うが、念のため5万ペソの現金を
用意。
家族5人とメイド、ベビーシッター、ドライバーで総勢8人分
これで賄えると確信しました。
備えは万全だと思いました。
しかし、ここはフィリピン!
備えたつもりが甘かった(汗)
日本人の私では想定出来ない事ばかりでした。
それは、同じ被害に合った近所の方や家内の親戚が
まったく備えてなく、人道的に考えれば無視できる訳でもなく、
ある程度助けなくてはいけないという事です。
1サック(50kg)の米が2週間もちませんでした。
飲料水も底をつきそうでした。
フィリピン特有の想定外でした!
それに加えて、品不足からくる物価の高騰に長期間の銀行ATMの
オフライン。
空港が閉鎖に(管制塔半壊に滑走路ががれきの山)道路全般が
遮断され、脱出不可能でどこにも逃げれない四面楚歌状態。
一番きつかったのは、1歳の息子を抱えているので不衛生の環境
での育児と、全ての屋根が吹っ飛び半野ざらしの生活で、雨が
降る度水浸しになり、修理したくても大工不足と建材不足で、
思うようになりません。
争奪戦に勝には現金がいるのですが、肝心のATMがオフライン
です!
しかし、雨風凌げる状態にしなければなりません。
そこは日本人!!(笑)
緊急用に現金をクローゼットに隠していた事を思い出し、
なんとか相場の約2倍(背に腹は代えられない思いで)のシム
(屋根の建材)やプライウッドを調達しました。
でも、大工の日当までは捻出できません!
ここで発揮したのが日本人ブランド(笑)ATMがオンラインに
なったら支払う事を約束し、承諾してもらいました。
日本人で良かった~(爆)
まあ以前から数人の大工は家内の従兄弟つながりの顔見知りで、
酒を奢り手なずけていたからかもしれませんが.....(^O^)
辛い46日間でしたが、フィリピンに対しての備えは、周りの
取り巻き等や日本ではありえない事も想定しなければならないん
だと痛感致しました。
私の体験が、在住の方はもちろんフィリピンに関わっている方々に
少しでも参考になればと思い記事にしました。