70になって夢がかないつつある私ですが、

プロフィールにも書いたように、

40代はデスクワークで身体がボロボロ状態、

病院通いの日々を送っていました。

それで健康に目覚めたのわけですが、、

 

きょうは最悪だった50代のことを書きます。

 

私は中学の頃から、漫画家になるのが夢で、漫画家にさえなれれば

他は何もいらない、というくらいやりたい仕事でした。

 

HSPで他の仕事は私には無理だ、と思ったのもあります。

 

それが、上京し必死の努力の末何とかなれた仕事でした。

貧乏しながらも、何とか食べていけるようになれました。

 

でもはじめて30年過ぎたころから、出版不況がやってきて、

本がどんどんつぶれていき、仕事が減っていき、だんだん食べていくのが

きつくなっていきました。

 

どんな仕事でも、ピークがあるとあとは落ちていくものです。

 

やりたい仕事につけただけでも、ありがたいことですが、

どうしてもやりたかった仕事です。他を全て犠牲にして

自分でもせいいっぱい頑張ってきた仕事です。

仕事がなくなっていくのは、とてもつらいものがありました。

 

あいまにバイトをしたりしながら、なんとか

食いつないでいましたが、

最後の描く場所だった本もなくなってしまい、

全く仕事がなくなりました。

 

そこからますます貧乏暮らしです。

幸いマンションがあったので、部屋代はかからなかったものの、

その頃追い打ちをかけるように、リーマンショックで

貯めていたお金を全てなくしてしまったのです。

いえ借金もできてしまっていました。

 

アコム等での借金返済。

マンションローンの残高も。

このころ貧乏のどん底を経験

いったいどうやって生きていたのか不思議なくらいです。

 

それでも、生命保険があって、それを解約、

マンションローンの返済にあてられたのはラッキーだった。

(元々自由業にはローンはあまり貸してもらえなかったのが幸いした)

 

人はドン底まで落ちるとこまで落ちると、

もうあとは何とか浮上していくものです。

 

この経験のおかげで、度胸がすわるというか、

もう何があっても人生怖くない、と心底居直れたのも事実です。

 

年を取ってから、有り金全部失うと、

立ち直れないかもしれないけど、

まだ50代だったので、やり直しができる時に

いい経験をした、と今では思っています。

 

できれば、苦労は若いうちがいい、

せいぜい50代くらいまでに、大変な経験するといいのかもしれません。

人生やり直しがききます