断筆宣言も特にせず4月以来のブログ。
伝えたいことは山ほどあるけれども、コロナ禍で自分の中にあるものが一旦有耶無耶になってしまった以上、それらをハッキリと言語化までに長い時間を要してしまいました。
さて。そんな中。
「山田何をやってたん?」というお話を少し。
例年よりも静かな夏が終わり秋を告げるころ。
Partyup!Weddingの問い合わせフォームに一本のご連絡を頂きました。
「LGBTQの方々を取り巻く環境や気持ちを考え、当事者の方々が”結婚式をやりたい!”と思えるようなプラン作りを学生に指導して頂けませんか?」
大阪市にあるウェディング&ホテル専門学校様からのオファーでした。
まず最初に感じたのが、「専門学校もついに動き出したか」という想い。
兼ねてからLGBTQを始めセクシャルマイノリティの方、社会的マイノリティと呼ばれる方向けの結婚式コンテンツを作成することに注力してきた私にとっては有難いお話。
「お力になれることであれば是非!」
そうお答えしたこの時点では、私らしくかなり軽率に返事をしたことを覚えています。
まさか後期15回全部なんてボリューミーな話だとは思わんかった。
そんなご縁を頂いて。
10月より週に一コマではありますが、教壇に立ちウェディング業界を目指す学生向けに教鞭を採らせて頂いております。
ご存じの方はご存じの通り。25歳までは教育現場で奮闘していた私。日教組に嫌気がさして放り出した教育へのパスポートを再度更新することになりました。人生ってわからん。マジで。
彼ら、彼女らの大切な時間を頂き講義をさせて頂くことへのプレッシャー。
私が発する一つ一つの言語が、彼らの将来を左右してしまうかもしれないという不安と期待が入り混じったような濃密な時間を経験させて頂いてます。
とにかく今の「Z世代」はセクシャルに対する考え方が柔軟で、こちらが学ばせ気付かせて頂くことばかり。
そんな中で私に出来ることは、LGBTQ当事者の声を届けることや、センシティブになりがちなセクシャルの話題をどのようにしてカウンセリングしていくか、といったテクニック論だけ。
山田、15年ぶりの教育現場ということで身も心も非常にフレッシュになっております。
対峙する相手がお客様であれ学生であれそれは同じ。
如何にして「相手の学びたいこと、聞きたいこと、今必要なことをこちらが提供できるか」というサービス精神が最優先。
現学年の生徒に携われる時間は残りわずかとなりましたが、ウェディング業界の未来を創る。そのお手伝いを微力ながらさせて頂いていることに感謝の毎日です。
最後にLGBTQ、セクシャルマイノリティの皆さんへ。
この世代が強力な戦士となってウェディング業界に飛び立つ頃。
皆さんを取り巻く環境も、ウェディング業界も大きく変わります。
これまでのように”皆さんをがっかりさせるウェディング業界”はこれでもう終わり。必ず新しい時代が開けてきます。
是非期待していてください。
※記事及びHP内で「LGBTQ当事者向けのウエディング」という表現を用いていますが、あくまでも分かりやすくお伝えするための表現でありマイノリティ向けの特別な内容を示唆する訳ではありません。弊社では全てのマイノリティの方をマジョリティや異性カップルと同様に対応させて頂いております。
人類は太古の昔から、帰りが遅いと心配してくれる人を必要としている。
-マーガレット・ミード-
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