あの忌まわしい、JR脱線事故から5年。
あの日は確か…良く晴れた日だったと思います。
仕事中に上司が『JRが脱線したらしいわ』と言った。映像を見てないので、車両が線路から外れた位にしか思わなかった。
でも…ニュースを見て絶句した。1、2両目が…どうなってるのか…。
中の乗客は?
事故が起きた路線は私も頻繁に使う路線。当然現場もいつも通る。
酷すぎる…。
そんな事故で娘のお友達が犠牲になりました。希望の大学に入り、まだ1ヶ月も経っていませんでした。
最後まで見つからずかなり日にちが経ってから発見されました。
本当に…天使のような女の子でした。小学校から大学の先生から学生…あんなに大勢の人に見送られ、先生も男子学生も声を上げて泣いていました。
誰からも慕われ、誰にでも優しく、本当に天使のような笑顔しか思い浮かびません。
何故貴女が命を落とさなければならなかったの?
色んな方が弔辞の中で、口を揃えて“天使のようだった”と言われてました。
本当に辛く悲しいお別れでした。
涙もろい貴女のママが、涙も流さず、貴女の遺影を見つめる後ろ姿が目に焼き付いています。
取り乱しているんじゃないかと心配していたら…貴女のママから側に来て、
『私…今まであの子に頼ってばかりで、悪い事してきたの。あの子は私を許してくれるかな』って、ポツリと言った。涙も流さず。
私達は『許してくれるよ』って言うのが精一杯で…。それ以上かける言葉がありませんでした。
『じゃ…』と別れたまま、ママとは連絡が取れません。
人は、悲しみが許容量を越えると泣く事も出来なくなるんです。
あの時貴女のママは…貴女の死を受け止めるのに精一杯で、泣く余裕もなかったんですね。
そんな思いをした人達が何百人いるんでしょう?
今も後遺症に苦しむ人…
フラッシュバックで苦しむ人…
終わりがない闘いです。
もう二度とあんな悲惨な酷い事故は起こさないで欲しい!
あの天使の笑顔を無駄にしないで欲しい!
心から願って…黙祷。