
本人の許可は…
取ってません



まぁ、許せ

打ち上げの帰り、先輩と友達は終電に何とか乗り込む


友達は飲みすぎて気分が悪い

終電と言えどもわりと混んでいる

見かけはイカツイが後輩思いの先輩は席を探す

向かい合わせ4人掛けの、向かい合わせで何とか2人座る事ができた

『大丈夫か?』
『はぁ
』『寝とけ寝とけ
』が…
しかし…
先輩の横に座ってるギャル男、音楽を聴いてるのだが…
ズンチャカズンチャカ

からかなり音漏れ
向かえでは後輩がグッタリ

回りの乗客も終電とあって、皆疲れきっている

だが相変わらず…
ズンチャカズンチャカ

しまいにはノリノリで肩を揺らし顎でリズムを取り出した

後輩は…やはりグッタリ

(やかましなぁ…寝てられへんやんけ)
と先輩は思ったのか…
そのギャル男にトントン…
ギャル男がイアホンをはずす
『ちょっと、兄ちゃん…
(イアホン指差して)それ、ええかな
』極力フレンドリーに言った

すると、ギャル男は…
『あっ
これ
…いいっスよ
』と笑顔で言って…
イアホンの片方を先輩の耳に差し込んできた

え、えぇ~

しかし、人の好意は無下に出来ない

律儀な先輩…
友達がふと顔をあげると、相変わらず、顎でリズムをとるノリノリのギャル男と…
腕組みをした先輩が…
イアホンを仲良く、分けっこしている

『せ、先輩
…何してるんっスか
』誰にも優しい先輩だった
