ヘアーオブジェ・○○
母と私の行きつけの美容室です

お洒落な店名でしょう

もう15年位通ってるかな。母は…ずっと昔から

かつては娘っちもお世話になり、息子らも野球坊主になるまでは行っていた

お店はリフォームして、そこそこ垢抜けた

いわゆる…代々続く地元の美容室の“老舗”だ

店長さんはお客さんからは“先生”と呼ばれている。65才前後のカリスマ
だ
そして、私を担当してくれる同世代のスタッフゥとスラッと美人の若いスタッフゥと、あと2人スタッフゥが居る。
客層は…80%が高齢者、あとの19%がその高齢者の家族である娘や孫、残り1%がヲタクっぽい男性と言う何とも限定されたもの

特別技術が優れているとか、特別安いわけではない。むしろ…高い

特別なのは…冬場は店内

非常に
…寒い

店長のモットー、倹約

いゃちゃうやろ

とにかく寒いので、高齢者のみならずトイレに立ちたくなる

母は、札幌雪まつりを見に行くの
と言う出で立ちで出かける
それくらい寒い

でも、そこへ行く

行く時は、余りお洒落をしない
これ鉄則
店長が厳しい方で若いスタッフゥが長続きしない

なので、店長、私の担当さん以下3名がフル回転で、新人育成まで行かない

新人さんは常に新人さんで去って行き、又新人さんが来る。
そんな新人さんがヘルプで、パーマ液とか、ヘアカラーとか足しに来る

これが恐怖なのだ

『失礼しま~す
ちょっと冷たいですよ~』ひぇぇぇ~札幌雪まつり観賞中に頭から水をかけられたようだ

ん?
ん?
お、おいっ

だらぁ~

遠慮してタオル緩くするから…
額から…首筋から…元気のない滝のように流れてる
『あっあの…ここ』
『すっすみません
』拭いてくれたわいいけど…
よく冷えた濡れタオル

全身が硬直した

これは私だけじゃない

高齢者の方も…
全く
命懸けでっせ
何とか終了

『お疲れ様でした』
と笑顔でケープを外してくれる

ちょ、ちょっと待ったー

見てよ見てよ
私の顔
これで、帰れと

鏡に映る私の顔は…毛だらけやん

ハケで払ってよ~

今日も疲れて帰って来ました

『他へ行けば?』
皆そう言います

でも…なかなか…古い付き合いで

変えられないんです

さすがに娘っちは
『もう、無理
』って、“カイノ”と言うお洒落なサロンに行ってます
様々な大会で賞をとり実績のあるカリスマ美容師さんにして貰ってるらしい。そこのサロンは、紅茶、コーヒー、煎茶、etc…
お客様の好みの物を出してくれるらしい

ヘアーオブジェ・○○だって、咳き込んだら、黒飴くれるもん


『お母さんもカイノにしたら
』と言ってくれるが…
大人の世界にはね色々あるのよ

ただ、私は友達に
『いつも、綺麗な髪型やね
』と誉められる
どうしても、紹介して
と頼まれれば…仕方あるまい
それで、○○って所
って紹介してあげた
暖かくしてってね

『ありがとう
行かせて貰ったよ』とお礼を言ってくれた彼女…今は違うサロンに通ってる

私の行きつけだけど何か
