「昨日より良い仕事をしよう!」が思考停止を生んでいた | 理念と経営数値の専門家 生岡直人のブログ

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夢が目標に変わる瞬間とその実現に関わる
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『本当にしたいことは必ず実現する』という価値観を3,000万人に伝え、常識にする

[No.0521]

 

 

こんにちは!
生岡です。



だいぶお久しぶりのブログになってしまいました。。
申し訳ありませんm(_ _)m



ありがたいことに

「ブログ再開しないんですか?」

「講座は次いつからなんですか?」

といったお声を最近多数いただきまして
反省しつつも、

改めて定期的に発信させて頂くことにいたしました!


よろしければお付き合いのほど
よろしくお願いいたします。




今回は
先日、ある先輩コンサルタントから頂いた言葉に
ピンと来て、実践させて頂いた事例をお伝えさせていただきます。



その言葉とは、今回のタイトルの通り

『「昨日より良い仕事をしよう!」は思考停止を生む』

というものです。




いかがでしょう?

仮にあなたが
「さぁ、昨日より良い仕事をしよう!」と
声をかけられた場合

ポジティブな感じを受け取りはしませんか?



私は

「ポジティブな言葉なのでは?」

と思ったのですが



実はその解釈が
落とし穴を招く場合もあるんですね。




どういうことかと言うと

「昨日より良い仕事をしよう!」
という声かけは

文脈を詳しく確認してみると

「昨日は良い仕事だった。今日はさらに良い仕事をしよう!」

といったものを略しています。



これは

『昨日は良い仕事をした』

という内容を
暗に言い聞かせてしまっていることにも
つながっているんです。



もし社長や上司から
「昨日は良い仕事だった。今日はさらに良い仕事をしよう!」
言い続けられれば

部下からすると
「あ、昨日は良い仕事だったんだ」
と安心してしまいますよね。



実はこういった言葉の投げかけ一つが

社員さんから

“持つべき危機感”を
自然に取り去ってしまうケースはよくあります。





私のクライアントさんの事例でお伝えすると

このコロナ禍により

当初予算に比べて
大きく売上・利益を落としている
ある会社がありました。


とはいえ、この会社は
予算割れはしても

しっかり利益は確保され
経営的な視点から見ても
問題はありません。



ただ、この会社の社長は
社員にこの状況に危機感を持ってほしいため

「昨日よりも今日、さらにベストを尽くそう!」
と投げかけていました。



でも、社長いわく
「社員に危機感が足りない。。」
と悩んでおられました。



そう、まさに

「昨日よりも今日、さらにベストを尽くそう!」

この投げかけが
『昨日の仕事は良かった』
という解釈を作り、

社員の思考を停止させているのではと感じたのです。



私は社長に

思考停止が生まれている可能性があることと

「昨日の仕事は本当に良かったのか?と
ポジティブな疑問を投げかけてみませんか?」

をお伝えしたところ



少し考え込んだあと

「…確かにそうかもしれませんね」

とおっしゃってくださいました。



現在、社長と私で

社員に健全な危機感を持っていただくための
プログラムを考案中です。



この事例から

改めて
『危機感』というものは

ポジティブさを持ち合わせながら
己に疑問を持ち、改善していく姿勢

で生まれていくものだと
感じました。




以上です。
お読みいただき、ありがとうございました。




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