笑顔相続って聞いたことありますか?
「相続」と聞くと、
揉める、争う、話しづらい――
そんなイメージを持つ方も
多いかもしれません。
けれど、相続に関わる多くの専門家が
共通して目指しているゴールがあります。
それが、笑顔相続。
相続をきっかけに
家族が分断されるのではなく、
家族が笑顔のまま、
次の世代へバトンを渡していくこと。
私はこの言葉を聞いたとき、
「本来、相続ってそういうものだよな」
と、妙に腑に落ちました。
先日、
東京城北相続診断士会の
キックオフに参加してきました。
全国で38番目に発足した診断士会です。
相続診断士協会会長・小川先生の基調講演、そして城北診断士会会長の穐山さん
(私にとっては「笑顔相続道NEXT」の同期)。
印象に残ったのは、
制度やテクニック以上に語られていた
「想い」でした。
どうすれば争いを防げるか、ではなく、
どうすれば家族が前を向けるか。
相続を
「トラブル処理」ではなく
「家族の未来設計」として捉えている空気を、
会場全体から感じました。
相続というと、
どうしても
「誰が多いか」
「いくらもらえるか」
という話になりがちです。
けれど相続は、
奪い合うための制度ではありません。
次の世代へ、
どうバトンを渡すかを
考える仕組みです。
誰が得をしたかではなく、
どうすれば家族が前向きに
次の一歩を踏み出せるか。
その視点に立ったとき、
相続の見え方は大きく変わります。
相続の話がこじれる原因の多くは、
「何をゴールにするか」が
共有されていないことです。
法律か。平等か。
それも大切ですが、
その前に決めておきたいことがあります。
家族が笑顔で次へ進めること。
笑顔相続は、
結果として生まれるものではなく、
最初に掲げるゴールです。
相続は、人生の終わりの話
ではありません。
家族の未来の話です。
次回【第2部】では、
「平等」と「公平」の違い、
そして法律が目指している
相続の考え方を
民法906条を軸に
掘り下げていきます。