ねぶたは、
たくさんの人の手で動いています。
これだけ大きなねぶたですから、
当然、司令塔がいなければ
動かすことはできません。
その司令塔を
「扇子持ち🪭」
というそうです。
大型ねぶたの前方で
扇子を使って合図を出し、
曳き手に
進行・停止・方向転換・回転
などの指示を出す、
いわばねぶた運行の司令塔です。
扇子持ちの指示ひとつで、
巨大なねぶたが
まるで生きているかのように動く。
その姿を間近で拝見して、
鳥肌が立ちました。
今回参加した
「青森ねぶた体験ツアー」は、
総勢20名ほどの大所帯。
そのアテンドをしてくれたのが、
Mayumi Tonosakiさんです。
上京して、まだ1年ちょっと。
「青森ねぶた」という
魅力的なコンテンツがあるとはいえ、
20名近くの人を
青森まで連れてくることは、
決して簡単なことではない
と思います。
人を集め、
現地とつなぎ、
みんなが楽しめるように
段取りをする。
今回、私たちは
「ねぶたを見に青森へ行った」
わけですが、
Mayumi Tonosakiさんから見れば、
「東京から20人近くの人を
故郷・青森へ連れて帰った」
とも言えるんですよね。
そんな姿を見ていて、ふと、
「故郷に錦を飾る」
という言葉を思い出しました。
少し古い言葉かもしれません。
でも、故郷に錦を飾るって、
有名になって帰ることや、
大きな成功を手にして
帰ることだけではない
のかもしれません。
自分が故郷を離れたからこそ
気づいた魅力を、
外の人たちに伝え、
実際に人を故郷へ連れてくる。
それもまた、
ひとつの
「故郷に錦を飾る」
なのではないでしょうか。
人生は多面体。
今回のねぶたツアーにも、
いろいろな面がありました。
その一面として、
誰かが故郷に錦を飾る瞬間の
立会人になれたような
気がしています。
