相続では「公平」が大切だ
と言われます。
けれど、それ以上に
優先されるものがあります。
それが、被相続人の意思です。
民法は、
相続分の割合や財産の分け方を
被相続人が決められる、と定めています。
つまり法律は、
- まずは被相続人の意思
- それがない場合に、相続人で公平を図る
という順番で考えています。
しかし実際には、
多くの相続で
「意思」が残されていません。
その結果、相続人同士が
「何が公平か」を決めることになり、
争いが生まれます。
相続でもめる原因は、
お金そのものではありません。
なぜ、この分け方なのか。
親は、何を大切にしていたのか。
自分は、どう思われていたのか。
それが分からないことが、
不安と不満を生みます。
人は、
分からない空白を、
都合よく埋めてしまう。
そこに、争いの芽があります。
遺言は、
争いを防ぐためだけのもの
ではありません。
それは、
想いを言葉にして残すこと。
なぜこの分け方なのか。
誰に、何を託したいのか。
それを伝えられるのは、
亡くなった後の家族ではなく、
今を生きている本人だけです。
ある専門家は、
遺言のことを
「家族に対する最後のラブレター💌」
と表現しています。
相続でいちばん大切なのは、
「公平さ」を競うことではありません。
誰の意思を尊重するか。
それをはっきりさせることです。
遺言は、
家族への最後の責任であり、
最後の愛情。
遺言は、
家族に対する最後のラブレター。
財産ではなく、
想いを手渡すためのものです。
