アメリカ議会が、自国債権の格下げをしようとしている格付け会社に対決を挑んでいるようです。
「格下げをするなら、寡占化が進んでいる格付け会社への規制を強化してやる!」といった感じでしょうか。
以前、日本政府も格付け会社の一方的な評価に抗議をしたことがありましたね。
アメリカ議会の反撃は、より直球かつ剛球です。
「MBS(住宅ローン担保証券)を高評価して金融危機を助長した」など、様々な因縁をつけて格下げ回避を図っているようです。
MBSについて言うなら、もっと早くすれば良かったのに・・・と考えなくもありませんが、良くも悪くも堂々と主張する姿勢が、私は好きです(そのご都合主義が嫌いに感じることも多々ありますが)。
日本の政府、議会、企業、従業員、つまり我々は見習うべき点があるのではないでしょうか。
争いが激増している労働問題にしても、抜き差しならない状態になる前に、議論ができる土壌を作りたいものです。