ボーダーコリーという犬種は、臆病な一面や強い警戒心を持つことが多いようです。性格の特徴などは、育て方やしつけ方が無駄吠えの発生にどのように影響するかという重要な要素が潜んでいます。

私が飼っているボーダーコリーの「ラン」も例外ではなく、「ラン」は特に家に知らない人が訪れた際に吠えることがあります。

 

これは、彼が自身のテリトリーを守ろうとする強い警戒心の表れのように思えます。例えば、宅配業者や郵便配達などが訪れるときに発揮されるのです。

なぜなのか、その理由を考えると、興味深い事実が浮かび上がります。

 

「ラン」が6ヵ月から2歳の頃は、まったく吠えない時期がありました。この期間、「ラン」はケージで過ごしており、ケージから出す時も戻す時も、飼い主のタイミングで行われていました。ケージは「ラン」にとって安全で独自のテリトリーであったことから、家を守る必要性を感じなかったのかもしれません。

おそらく、犬はケージを自分のテリトリーと認識し、家を守るという責務は「リーダー」である飼い主が果たすべきものだと理解したのかもしれません。

 

しかし、2歳以降にケージをなくし、家の中を自由に行き来できる環境に変化があったことで、「ラン」は家に知らない人が訪れた際に吠えるようになりました。ここで考えられるのは、「家の中を自由にできる=自分も家を守る」といった結びつきが生まれた可能性です。

要求吠えや他の無駄吠えに関しては、「ラン」は全くそういった行動をとりません。特に要求吠えに関しては、飼い主が徹底的に犬の要求には応えず、飼い主のタイミングで行動させるという方針を貫いています。

 

この徹底したしつけが、無駄吠えの発生を抑制するのに寄与しているようです。

もし犬が「吠えるから」「うるさいから」といった理由で犬の要求に応じてしまうと、おそらく犬は吠えることで要求が通ると思い、それが原因でわがままになる可能性が高いでしょう。このような気配りと一貫性が、犬のしつけにおいて重要であると感じています。

 

 

犬をしつける上で重要な基礎となるものが、おそらくあるのだと思います。「主従関係・信頼関係・犬とのコミュニケーション」などが、おそらくそれにあたります。

 

これらについての詳細は⇒ 犬のしつけで最も重要なこと!

 

興味ある方はご覧になってください!