お世話になります。あなたの「心の友」(^^)自分品質向上委員会 委員長の渡辺です。
コミュニケーションワンポイント講座:達人への道の第11回目をお送りします。
あの人素敵だなぁ~ と思える人の共通項は「コミュニケーション力が高い」「人との関わり方が上手い」です。
あなたの周りにもいますよね? 見た目が素敵な人ではなく、心理的に素敵な人です。
今回お送りするコミュニケーションのワンポイントは 「 過程を認める(見止める) 」 です。
セミナーや研修をしていると、
「 部下を育てて指導教育していく時、”褒めて伸ばす” ”認めてやる” のが良いと言われているのですが、 どんな風に褒めればいいのか? 悩むんです。 だって、その部下は特に業務成績が良い訳でもなく、勤務態度や仕事の仕上がり具合や進め方などもすっごくいい訳でもないんです。普通なんです。可もなく不可もない相手に対して、どうやって褒めれば良いのか? 悩むんです・・・ 」
と相談を受けることがあります。
相手とのコミュニケーションを良好にする上で、 相手の良い点を” 褒める ” ” 認める ” 事は大事です。
ですが、
「・・・ という事は頭では分かっているんだけど、褒める所・認めるタイミングが見つからないんだよ。。。」
と悩んでいたり、困っている方 意外と多いんです。
あなたが褒めたい人。。。 そんなに褒める所が無いんですか?
その人は 認める事をそんなにしないんですか?
「だって、 特に仕事がメチャクチャ出来る訳でもないし、営業成績が社内NO.1とかでもないし、イケメン(可愛い、美人)っていう訳でもないし、何か飛び抜けた才能がある訳でもないし、、、」
「でも、仕事はちゃんとするんだよ。指示されたことは指示されたとおりにちゃんとやってくれるよ。期限は守ってくれる。確かにイケメン(可愛い、美人)っていう訳ではないけど、別に妖怪ではないし、仕事場では常に笑顔っいう訳ではないけど仏頂面で仕事をしている訳でもないし、、、、 まぁ 普通なんだよね」
そりゃぁ~~~~~ そうですよ!!(笑)
ドラマや映画みたいに、「見た目は普通のサラリーマン しかし、実は彼には 隠された才能がっ!!!」みたいな事は あなたの周りでは ほとんど ありません!
ましてや、チャーリーズエンジェルのような美女でスタイルも良くて、仕事もキッチリこなす女性があなたの部下になることも ほとんど ありません!!
また、あなたの会社にジャニーズのような美形のメンズ達が集まって来ることも ほとんど ありません!!
それは あなただけでなく、私にとっても同じ事。(笑)
「普通」の人が「普通」に集まって「普通」に仕事をして「普通」の業績・成果を「普通」に上げて、「普通」に朝が来て、「普通」に夜が来て、「普通」に毎日が過ぎていくんです。
だから、【褒める所・褒める事・認める事が無い】って思えるんです。
さて、「褒める」と言うことについてですが、あなたの持っている「褒めるという枠組み」が、
「褒める点 = 他者より秀でている所」
「褒める時 = 何か目標達成をしたり、何らかの結果を手に入れた時」
という「枠組み」をあなたが持っていて、この「枠組み」の中で物事を見て考えて結果を導き出していると、前述のように【普通 = 褒める事なし】となりやすいんです。
そして、あなたの持っている「相手を認めてあげるという枠組み」が
「認める点 = 良く出来た点」
「認める時 = 良く出来た事をした時」
という「枠組み」をあなたが持っていて、この「枠組み」の中で物事を見て考えて結果を導き出していると、前述のように【普通 = 認める事なし】となりやすいんです。
これだと、私達「普通人の普通世界の普通の日々」では、そう簡単に「褒める時や認める時」と出会えません。
そこで、あなたの「枠組み」をちょっとだけ、形を変えてみましょう。
「枠組み」の周りの枠を ぎゅーーーーーっと 伸ばして広げてみましょう。
そして、
「他者より秀でている所や何か目標達成をしたり、何らかの結果を手に入れた時」に褒めるという枠組みから
「その人が既に持っているモノや当たり前にできている点、何らかの結果を手に入れるまでや目標達成するまでに色々と試行錯誤したり、悩んだり、行動したりしてきたこと」を褒めるという枠組みに引き伸ばしてみましょう♪
そして、
「良く出来た点や良く出来た事をした時」に認めてあげるという枠組みから
「いつも同じようにできている事や、何かをして出来るまでに色々と工夫をしたり、チャレンジしたりした事」を認めてあげるという枠組みに ぎゅ~~~~~~っと引き伸ばしてみましょう♪
そうすると、私達の「普通人の普通世界の普通の日々」でも、色々と褒めたり、認めてあげたりする機会が見えて来ませんか? 「今がその時だよ!」っいう声が聞こえてきませんか? 行動に移すタイミングを得れそうじゃないですか?
遅刻をしないのは当たり前で普通の事なんですが、「いつも時間通りに来れるなんてすごいね! 素敵だね!」と褒めたり認めたり、、、、
指示したとおりに仕事をするのは当たり前で普通の事なんですが、「指示通りにやってくれて、私の意図や思いをちゃんと汲みとってくれてありがとう」と褒めたり認めたり、、、、
約束した通りにするのは当たり前で普通の事なんですが、「いつも約束を守ってくれているね! 素晴らしいね!」と褒めたり認めたり、、、、
今日も昨日と同じようにあの場所にあの人がいるのは当たり前で普通のことなんですが、「今日もいつもどおりにいてくれてありがとう♪」と褒めたり認めたり、、、
なんだか、以前より見える景色が変わってくる感じがしませんか?
なんだか 昔には気付かなかった事に気付ける気がしませんか?
なんだか いつも聞こえている音や声が新鮮に意味深く聴こえて来ませんか?
なんだか、物事の感じ方や感覚が以前より広く温かくなる気がしませんか?
そうなんです
そうなんです!!(大声で)
そぉ~~~~なんです!!!!
(超ぉ~~大声で)(笑)
「結果」にあなたの焦点を当ててしまうと、
頑張ったり努力して【出来た時・上手くいった時】⇒○ 褒める
頑張ったけど、努力したけど【出来なかった時・上手く出来なかった時】⇒× 褒められない
という事になります。
「普通は当たり前」と捉えると
普通ではない ⇒ ○ 認める
普通である ⇒ × 認めるに値しない
という事になります。
しかし、「過程:して来たこと:してくれている事:している事:そこに至る途中」にあなたの焦点を当てると
結果として出来ていても、出来なくても、その結果になる過程の頑張りや努力を褒めるので、結果がどうであれ相手を褒めることが出来ます。
普通であろうと普通でなかろうと ありのまま、その状態を認めることができます。
「結果」は点 「過程」は線
ある一点をピンポイントで狙うより、線を狙うほうが狙いやすいし当たる確率も高いでしょ♪
当たり前に普通のことを何気なく流しちゃっていますが、「普通である」という事が「普通でなくなったとき」にどれだけ素晴らしいことなのかを実感するはずです。
だから、この記事を読む機会に恵まれたのであれば、ちょっとでいいです。
あなたの「褒める:認める という枠組み」を ぎゅーーーーーーーっと 伸ばして広げてみましょう。
そして、「認める」為にも 「見止める」として 相手をいつでも見ていてあげましょう。あなたの心に止めてあげましょう。
是非 お試しあれ♪