昨日は、平成20年度静岡市主催商業者セミナー しずおか商人道 のBコース 「コミュニケーションコース」の3回目が開催されました。コミュニケーションコースはこの日が最終回でしした。


第3回目の内容は「積極的な見る目」を体験を通じて学ぶです。

昨日は、平成20年度静岡市主催商業者セミナー しずおか商人道 のBコース 「コミュニケーションコース」の3回目が開催されました。コミュニケーションコースはこの日が最終回でしした。

 

前回も話をしましたが、コミュニケーションの要素には「質問」「聴く」「観察」「環境作り」「自らが主体となって関わる」があります。そして、これらの要素はそれぞれが単独で成立していて、順番が決まっているのではなく、それぞれが関連し合っていて、ほぼ同時進行で進んでいます。


そうですよね。例えば、あなたが職場の仲間や家族、彼女彼氏と会話を交わすときの事を思い出してみてください。


”コミュニケーションはキャッチボールだから、どっちからボールを投げようか?  よし!  まずは自分が投げよう。  そしたら相手の反応をよく観察をして、それから相手が話すことを積極的に聴いて、その次に積極的な質問を投げて、そしたら相手からボールが帰ってきて、それを自分が受けて話をしてボールを返して、そしたら相手の反応を観察して、次に自分が返したボールに対する回答を積極的に聴き、次に積極的な質問をして・・・・・・・”


なぁ~~んて していないですよね。コミュニケーションの要素を順番を追って会話なんてしていないですよね。


えっ?  教えてもらった通りに順序良く会話(コミュニケーション)をしている?


、、、、 まっ まぁ  それはそれでいいとしましょう。・・・・


でも、順番どおりに進もうと思っても「会話」は自分の都合だけで進むのではなく話す相手の話の進め方にも影響を受けるでしょ。そうすると、「今は話を聴いたから次は質問だっ!」と思って準備していても、相手の話がタイミングよく終わらなくて質問するタイミングを逃してしまったり、質問を立て続けにしてしまったり、質問をすることが浮かんでこなくて終始話を聴くことに徹していたり、相手の様子を観察することより自分が話をしたくてたまらなかったり、・・・


そうなんですよ。


会話(コミュニケーション)は段取り良く進むモノではなく、「ライブ」なので、その瞬間瞬間に色々な事が起こります。だから、「観察」「聴く」「質問」を順番通りにやろうと思っていてもその通りには進みません。私達は、会話(コミュニケーション)を交わしている時、「観察」「聴く」「質問」順番で行っているのではなく、ほぼ同時に行っているし、臨機応変に対応したり、2つの要素をあわせて同時に行ったりしていますよね。相手の話を積極的に聴きながら相手を観察して、相手の反応を見ながら質問を考えたり他の表現の仕方を考えて話をしたり、質問を投げかけながら相手の反応を観察していたり、・・・・


何気なく「会話」をしていますが、頭と心と身体と言葉とを同時に活動させて同時進行させながら「会話」をしているのです。こう考えると、私達ってすごいことをしていますよね。


だから、【頭と心と身体と言葉とを同時に活動させて】会話をしているので、私達は【言葉】で会話をしているのではなく、【身体全体】で会話をしていると言えます。


そのような前提がある中、しずおか商人道Bコースの「コミュニケーションコース」の最終講座では【身体全体で会話をしている】という事に焦点を当てて、「身体から発するメッセージをキャッチする」事を体験を通じて学びあいました。


私達は自分で意識はしていなくても、言葉以外の非言語であるボディメッセージを常に発信しています。ポイントは【自分では意識していないけど】なのです。

私達は自分で意識はしていなくても、言葉以外の非言語であるボディメッセージを常に発信しています。ポイントは【自分では意識していないけど】なのです

 

自分では【分かっていない、見えていない】何らかのメッセージを会話中に発信しているのです。それをキャッチするのがこの講座での学びでした。様々な事例を紹介したり、その場で参加者が発信していたメッセージを取り上げて説明したりして、【観察すること】の重要さを説明させていただきました。

自分では【分かっていない、見えていない】何らかのメッセージを会話中に発信しているのです。それをキャッチするのがこの講座での学びでした。様々な事例を紹介したり、その場で参加者が発信していたメッセージを取り上げて説明したりして、【観察すること】の重要さを説明させていただきました。

 

 

私の講座は体験型です。いわば、【練習の場】です。学んだ事を職場や家庭へ持ち帰ってすぐに上手くできることもありますが、上手く出来ないこともあります。それを練習する場があることによって、自分自身を振返ることも出来ますし、他の参加者からフォードバックを貰うことによって、自分では気付いていない(見えていない)自分に気付くチャンスが得られるのです。


そのような講座なので、2時間という枠はあっという間に過ぎてしまい、もっと説明をしたいのに、もっと情報を提供したいのにタイムアップになってしまいます。


本当に、参加してくださった皆様 ありがとうございました。


「コミュニケーション」は技術です。【技術】ですから、練習をすれば必ず上手にできるようになります。ですから、この講座が終了しても、講座で体感して学んだ事、気付いた事を職場や家庭で実践してやり続けてください。そうすれば必ずあなたの「コミュニケーションの力」は格段に向上します。


また、どこかで再会できる日を楽しみにしています。