猛獣としての人間

 猛獣としての人間の精神世界は民族や国境を越える。辻泰彦(1945-)の顔を見た韓国人団体客が涙を流したのは、そのためである。猛獣としての人間の世界で差別が生じる。旅行会社の添乗員は多くの人が泣いている事実を全く認識しなかった。