
ナビに従い辿り着いた、高麗駅程近くの、ほのぼのとしたほったて小屋。


お目当てのお豆腐は、とんねるずの「喰わず嫌い」の年間ベスト20
。
笊豆腐に、生湯葉、引き上げ湯葉、巻き湯葉など、湯葉もいっぱい。
中から、「ざる豆腐」に「引き上げ湯葉」、「手揚げ油揚げ」をゲットして…
お昼は、前に「ちい散歩」で見たお店に行ってみたいな、と 
彼岸花で有名な、巾着田程近く、高岡浄水場の裏へ入っていくと…
うっそうとした木々の重なる森の中に、ぽっかり開けた駐車場。

車を降り、小さな足元の看板に誘われるように小径を進めば…

木の葉の絨毯が敷き詰められた、雑木林の中に…

ふっと佇む、品のいい民家に、そっと暖簾が掛けられている 
「樹庵」、ああ、名前の通り、素敵なロケ-ションのお店だなぁ…
日高市 石臼自家製粉「手打蕎麦 樹庵」

お店の前に置かれたホワイトボードには、「本日の蕎麦」
佐渡の信濃一号、これは珍しい、と心浮き立つ 
丁度昼時、扉を開き入ると、艶々と磨かれた床の玄関。
すぐに「いらっしゃいませ、どうぞ~」と、明るく迎えてくれる女将さん。
通され奥へと入っていくと…

これは、素敵
。
壁いっぱいに作られた窓からは、柔らかな秋の陽光が店内を満たし、
彫り込みのゆったりとした木のテーブルが置かれてる。

思わず窓に駆け寄り眺めれば、高麗の山林の木々の眺めが窓いっぱい。

お庭には、ワンコが気持ちよさそう~にお昼寝していて、
この景色だけで、もう心地よく、ほっと和み寛いでしまう。

出された蕎麦茶も美味しく、置かれた品書きを開きみると、
二八の「もりそば」に、甘皮を含んだ十割の「田舎そば」。
さらに…、このポストイットが気になるなぁ、

と、捲って見れば、こ、これは残念~っ
「手引きの石臼で丹念に挽いた粗挽き粉で打ったそば」だなんて。
すぐに、「今日、これはないんですか…?」と、未練がましくお聞きすると、
「すみません、今日はもう予約が入ってしまっていて…」
と、一日10食限定だそうで、やむなく諦め、
私は、十割の「田舎そば」を、彼は「もりそば」を選んで早速注文。

待つ間に改めて見てみれば、手頃に揃う一品料理が幾つかあり、これも良さそう。
さらに、コースなどもあったりと、近くだったらいいだろうなぁ…
と思っている間に、次々とお客さんがいらっしゃり、
誰もいなかった店内は、この奥の間も含めてあっという間に満席。
すごい、人気のお店なんだ、とさらに期待が膨らむ中…

ようやく目の前に置かれた、二つのお盆。

笊に盛られた「田舎」は、ほんのり色めが濃く、きりりっとした面持ち。

顔を寄せれば、むわ~っと濃厚な穀物のふくよかな香りが漂い、
見れば、細かな蕎麦粒が、ところどころに散っている。

口に含むと、やや太めに断たれた蕎麦は、むちむちもちっとしたしっかりとした腰。
弾力ある、その力強い歯ごたえが頼もしく、
噛みしめると、じわじわ~っと、小豆に似た香ばしさが広がってくる。
これは、美味しい… 
蕎麦の素朴な良さに、品格も感じられる、田舎そば。

しかも、添えられた汁が、又秀逸。
出汁がまろやかに染み、味わい濃さも塩梅よく、蕎麦の風味を引き立てる。

…と、ここで彼の「せいろ」と食べ比べ 

「田舎」のやや太めな、男らしい蕎麦に比べ、「もり」は繊細な細切り。
口に含むと、しなやかな腰に、するりと落ちる喉越しもよく、
噛みしめると、さ~っと広がって行く蕎麦の味わい。
あ、この「せいろ」も美味しい、これはいいな~
と、二つ両方の蕎麦の美味しさに、さらに「粗挽き」への恋心がつのるばかり。

頃合いぴたりと出された蕎麦湯は、程良く白濁して熱々。
たっぷりのもり汁が出されたいたので、これもたっぷりと頂いて…
ご馳走様でした~
既に待ち人が出た様子、席を譲ろうと早々に席を立ち…
是非とも又訪れて、今度は粗挽きを食べにきます♪

石臼自家製粉 「手打蕎麦 樹庵」
埼玉県日高市高岡160-2
042-985-5111
11:00~15:00 売り切れじまい
(夜はコースのみの予約要)
火曜・水曜定休(9月の祝日は除く)
Pたっぷり、禁煙
