娘が仕事でいない日は、

孫と一緒にお風呂に入る、

急遽、結婚することになった息子のために部屋を

あけてもらうことを話そうと思って

「ちょっと話しっていうか、お願いがあるんやけど…」と切り出すと

少し慎重な面持ちになった。


大人に囲まれて育ったせいか?

3年生にして、かなり「大阪のおばちゃん」

みたいなところがある(笑)

そして、カンが鋭い。

「〇〇に赤ちゃんができるねんて…」

「えー⁈  〇〇、お金あるん⁈」

「そうやねんなぁ…それで、しばらくここで一緒に住みたいっていうてるねんけどなぁ…」

そこまでいうと、

「わたしの部屋、貸したろか⁈」と言い出した。

こんなに簡単に…しかも自分から言いだすなんて…

あんなに部屋が気に入ってたのに、気まぐれで言ってないかなぁ?

っと、少し心配になって

お風呂を上がってから、

「ホントに部屋を渡してもいいの?
机とかおもちゃとか、全部動かさないとあかんけどいいの?」

っと確認すると、

小さくうなづきながら

「だって、家族やもん…」と言った。


まだ8歳なのに、いつのまにか

こんなことを言うようになったんだ…という驚きと、

ちゃんと、思いやりを持てる子に育ったなぁという思い。


わたしも、もうしばらくは踏ん張って働かないとなぁ…と

気を引き締めた。