最近では、現金を使って買い物をするという頻度も少なくなってきているので、しげしげと貨幣のデザインを観察する機会も少ないと思う。
さて、今、お米の入手が困難だという市況が続いている。いまだにその原因が、私の理解できるような情報に出くわしていない。
しかし、どうやら1つの納得できる理由はありそうだ。
5円硬貨のデザインは、稲、鉱工業、それに海、つまり漁業を取り込んでデザインしてある日本の基幹産業をモチーフにしてあるのだ。
今でも通用しているのかどうかはわからないが、日本国のコアコンペテンシーを表現しているのに違いない。
その一つ、稲作である。どうやら最もらしいコメ不足の原因は、コメを海外に輸出しているからだという説である。
これは、ネガティブな意見なのだが、日本は、お米の生産が、品質も良く世界から求められているお米ならば、減産などせずに世界中に積極的に輸出すべきなのだ。
お金をバラまくよりもお米をバラまくという方法の外交はアリだとおもうのだが。
手元にある5円のコインは、平成十四年となっている。
先人たちの願いを組み込んで、少しでも・・・・。