実家に帰ってきて、少し整理をしていたら懐かしい写真が出てきた。
いつこの写真もどこかに行くかわからないので、ここに収めておくことにしよう。


私が韓国と関係が深くなったのは、この転機があったから。これがなければ今の私はどうなっていただろう?





会社に入社してボ―ナスなど収入があり、大好きな乗馬に熱中する。
千葉に安い乗馬スク―ルがあり、そこに通いながら、夏は今回も行く長野で乗馬クラブに通い、頑張っていた。
この時は一緒に姪も乗馬を楽しんでいたっけ。


しかし、忘れもしない9月15日。
敬老の日に大きく落馬。
経験者の話をきいていただけに、なんか、この落馬は普通じゃないと思ったら、痛くて息はできないわ、立つと腰に力が入らない。でも、病院では特に異常なしと返される。
痛くても自力で自宅に戻った。

この年は敬老の日の次の日は振替休日だったので救急で病院に行く。先生はこんな状態なのに歩いてきたの?!と驚かれた。かなり背骨がつぶれていたらしい。病室が確保できず、母の知り合いのA山病院に入院。


病名は腰椎圧迫骨折。まさかとは思ったが、腰を固定しなければいけないとベッドに装置を取り付けて終日寝たきり生活スタート。





上からブランコ状にチェーンを下ろして、腰を持ち上げて、カ―ブをつけて固定する。

もちろんトイレに行くのもダメ。

一日中うえを見てるだけ。寝返りもできず、トイレもご飯も自分では何も出来ず大変でした。





横から見るとこんな状態。

看護婦に頼めないので、必要なものは身近に置く。お水もフックでかけておいたりしました。




看護婦さんもいい人ばかりで、窓側だと物が置けるからとベッドの位置を固定してくれたり。
また、同室の人も運動系で手術や怪我をした人なので、できないことがあると助けてくれました。
婦人科や内臓系でないので、どこで怪我したとか気軽に聞けるし、食事制限がないので、美味しい差し入れも来るし、入院生活にしては楽しかったためいきためいき





この年は悲しいことに病院で誕生日を迎えた。
食べきれないほどのサ―モンやお赤飯が出て、美味しくいただいた。

いろいろな人もお見舞いに来てくれて、暇だった時間が楽しかった。

無事退院。

その後も乗馬を楽しんだが、やっぱり恐怖心はあったので、そこそこでやめてしまった。

そして、キャリアアップのために渡韓。


お陰様で後遺症もなく、むしろ腰痛持ちの人よりも全然ピンピンしている。


韓国でも、いろいろ辛いことがあると、この入院生活を思い出す。

これからも、この写真を見るたびに、こうやって元気に生活できていて本当に感謝するだろう~。