8月も中旬を過ぎようとした頃から、新たな不調の気配が。どうも胃腸の状態がよろしくないようで、胃酸過多気味?腸の方は相変わらずの便秘続きで…。当然のことながら、食欲も湧いてきません。暑さのせいだろうなと思い、メネシットの効果を高めるために飲んでいたお酢ドリンクもやめ、ちょっと胃をいたわることに。

数日して、胃酸のこみ上げも感じなくなり、メネシットの服用時に水道水にポッカレモン少々。「何この味、ポッカレモンってこんなにまずかった?」苦い、苦い。何という苦さ。

そのあたりから、食べる物全てがまずい。基本的に、苦い。何も口に中に入れていなくても「苦い」。そして、ときに感じる強烈な「塩味」。

これは、おかしい。いよいよ、恐怖の「味覚障害」の来襲か ガーン

 

パーキンソン病では、嗅覚異常や味覚障害もその症状だといわれています。

 

実は、嗅覚については25年ぐらい前に失いました。

その頃は超ヘビースモーカーで、自分の身に何か起こり得るであろうことは、絶えず覚悟していました。多分45歳前後の頃だったと思います。季節は秋。突然鼻水が止まらなくなりました。テッシュを5枚ぐらい重ねても通って出て来るぐらい、ほぼ「水」のような鼻水で、どこにこんなに溜まっているんだと叫びたいぐらい、おびただしい量の鼻水が出ました。仕事も忙しく、この頃には患者さんで満席なる耳鼻咽喉科を避け、かかりつけの内科を受診しました。案の定「アレルギー性の鼻炎ですね。抗炎症剤と、アレルギーのお薬お出ししておきますね」との診断。程なく鼻水も止まり、治ったかと思っていた矢先に、不思議な現象が…。ニオイがおかしいのです。朝かいだニオイが、1日中嗅覚を支配するのです。要するに、朝のコーヒーの臭いが続き、昼食のカレーがコーヒーの臭いなのです。朝のピザトーストの臭いが残り、昼のみそ汁からケチャップの臭いがするんです。

「きっと、たばこの煙でアレルギー性鼻炎の神経がマヒしたな」とか考えつつ、でも仕事の忙しさに専門医の診察を受けることもなく、インターネットの情報から、先の炎症により、鼻腔内の嗅覚神経細胞が破壊され流れ落ちてしまったのではなかろうかと。その後、どんどん臭いは薄れ、今や、ほとんどにおいを感じることはありません。

 

パーキンソン病は、実は診断の何年も前から便秘など、目立たぬところで始まっているんだという説もあるようですが…。これはちょっと時期が早すぎますよね。

 

さて、これに重ねて味覚障害となるとことは深刻。

「長い間血液検査してへんし、ここらで1回しとこか。えっと、亜鉛…。」

やっぱりそこから。