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―大雑把な筋書き
エリカ(ジョディ・フォスター)が殺された婚約者の仇を討つため、立ち上がるという映画。
個人的に何も出来ないただ男に助けられっぱなしのヒロインは大嫌いだ。映画のシナリオ上、そういう欠陥のある人物がいないと、話が盛り上がらないってのも分かるが、とにかく俺は大嫌い。その反動か、昔から強いヒロインに憧れていた。たとえば、ミラ・ジョヴォヴィッチ、若い頃のジーナ・デイヴィス、日本でいうと天海祐希のような女優もしくは彼女らが演じたキャラクターたち。女性として好きとかじゃなく、ただ彼女らを観ると「格好いいな」と思ってしまう。そして今日レビューするブレイブ ワンの主人公であるジョディ・フォスターもその中の一人。
―レビュー
「マーサーは何をきっかけにエリカに惹かれたんだろうか。」とずっと疑問だった。最近観たフェイシズもそうだが警察がヒロインに惹かれるきっかけとなる所の説明がない。惹かれたのではなくエリカが犯人だと感付いただけだとしても結果は一緒。そういう所の説明が無さすぎ。
エリカが犯人と気付いたのは、映画に描かれてる限りエレベーターの音だろう。そこからエリカへの疑いが始まるので、最初からエリカに違和感を感じたと記述したウィキペディアのブレイブ ワンのあらすじには共感できない。
そうなると別件で入院していたエリカを偶然観た瞬間、自分も知らないうちに彼女に惹かれたってことになる。でもこれだけじゃ納得がいかない結末では?マーサーはずっと正義感のある警察として描かれていた。なのに一方的にちょっと惹かれているだけなのに、今までの自分を捨ててまでそんなことをするとはとても思えない。ま、いちいち説明するのが映画とは思わないが、こんな結末の割に二人の間に何もなかったってのがビックリ。
逆にこの映画においてエリカの割合は絶大だからか、彼女が真なる復讐に至るまでを詳しく描きすぎ。3回も殺人を犯し、人を殺すってことに迷いが無くなる。自分と直接絡みもない人まで殺してしまう。本当の復讐の相手にたどり着くまでが長すぎて、こういう映画で大事なテンポが死んでしまう。復讐の時のスピードは尋常じゃなく速い。
ジョディの演技はすごくよかったが、映画自体は面白くはなかった。まあまあ。
俺みたいなことが気にならない方なら観ても損はしないと思う。

