「ルイ14世の館」へ
サンジャンドゥリュズに来た理由の一つは、
この街が、ルイ14世縁の地だと知ったからです。
時は17世紀に遡りますが、
スペインとの戦争に勝利したフランスは、
スペイン皇女のマリーテレーズを、ルイ14世妃として迎えることになり
国境にあるこの街で、婚礼の様々な儀式が執り行われた為、
その教会や、二人がそれぞれ婚前に住んでいた館が
現在でも公開されていいます。
そんな背景もあり、
ビアリッツと並び、サンジャンドゥリュズも高級避暑地として繁栄してきたようですが、
比較すると、ずっと大衆的。
親しみやすい港町という印象です。
ホテルから目的地を目指して
ビーチ沿いのプロムナードを散歩。
パラソルの色使いもバスク風なカラフルさ。
目抜通り、カンベッタ通りを抜け
ルイ14世広場へ。
事前にサイトをチェックし、その規模が分からなかったとはいえ、、
少なからず、威厳のある建物を想像していました。。。
が、あら、意外。
1階はカフェになっていて、
ルイ14世の肖像画がないと、気付かなかったような小規模さで、
オープンな作りです。
そう、まるで「ルイ14世展」開催中のギャラリーというような雰囲気。
中に入ると
フランスの港町にある教会建築などでも時々見かけますが、
ここ、サンジャンドゥリュズも港町として栄えた街なだけに、
内部は船大工が手掛けたとのことで
粗野でダイナミック、ゴシックを思わせるような無骨な柱組建築が迎えてくれました。
挙式は、近くの教会で執り行われましたが、
ゲストの方々が前室として使った優雅なサロン、
寝室、台所など、当時の調度品も多数展示され、
随所に、ルイ14世が栄華の頂点を極めたバロックの素地もみてとれ、とても興味深く
太陽王若かりし頃過ごした貴重な空間を、
拝見することが出来ました。
見学は、仏語ガイドツアーのみの為、
一つ一つをじっくり鑑賞というわけにはいきませんが、
もし自由見学できるなら、ずっと眺めていたいと思わせてくれる場所でした。
内部は撮影禁止ですが、
ガイドブックを購入し、貴重な資料を日本に持ち帰ることが出来ました!
パリスタイルのレッスンで、
インテリア様式やバロックについて触れる時、
是非ご覧頂きたいと思っています。
教会見学こ後に、向かったのは、
老舗パティスリー「メゾン・アダム」
外壁がピマンデスペレットで、
色使いも
so basque!!という風情です。
こちらは、婚礼の際に献上し、マリーテレーズ王妃がその味にいたく感動したという
マカロンを当時のまま再現しているお店として知られています。
もし仏革命が起こらず、王室がそのまま現存していたら、
「王室御用達」のタイトルを持っているようなお店かもしれません。
一般的に知られている、現代のカラフルでクリームを挟んだマカロンは
1930年代に販売開始したラデュレのものがベースになっていますが、
それよりずっと古い17世紀には、こんな素朴なマカロンが存在していました。
マカロンを味わいながら、
厳格で儀式尽くしの典雅な仏王が、
この上なく身近に思えてくるようでした。
ほぼ毎日のように食べ比べていた
ガトーバスク。
パリではカスタード入りが主流ですが、
こちらは、やはりブラックチェリー、フランボワーズ、ショコラ等
味もサイズも様々。
そして、
大好きなブランドでありながらも
パリでもあまり買えないリネンブランド「ジャン・ヴィエ」など
バスクリネンを思う存分購入できました。
バスクリネンの独特なお手入れ方法も合わせて
改めて、ご紹介したいと思います。
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