今朝、ロックフェラー大学名誉教授の
花房秀三郎先生がお亡くなりになられました。
享年79歳。
花房先生は、以前私が所属していた阪大の研究室の
昨年1月にお亡くなりになられた上司とは親交があり、
よく研究室に電話がかかってきました。
私も何度かお電話でお話したことがあるのですが、
ある時、上司が不在時にたまたま大学院生が電話に出て、
国際電話なので聞き取りにくかったのか、
『えっ?どちらさんですか?
ロックフェラーの花房さんって言うといたらわかるんですね。』
と恐れ多くも失礼な口の聞き方で返答をし、
この院生は周りから顰蹙を買ったのですが、
その口の聞き方が悪かった云々よりも、
花房先生のことを知らないということは
研究者(を目指している者)でありながら如何なものかと、
皆であきれていた記憶があります

ちなみにこの院生は、今は某製薬会社の
立派な役員になられています

そして、日本人初の栄誉あるラスカー賞受賞。
花房先生は一度、私の研究所に来られたことがあり、
利根川進先生と私の上司と3人の
特別講演を拝聴した記憶があります。
ノーベル賞、文化勲章、ラスカー賞受賞者たちの
華麗なる豪華な講演でした。
20代の頃の私にはお口ポカン?な内容でしたが
(あ、今でもポカンか

今思えば夢のような三つ巴競演だったのですね・・
今頃、天国で私の上司とお会いになられたでしょうか?
心よりご冥福をお祈り申し上げます。