ベルリン・フィルの日本公演

サントリーホール初日、
行って来ました。

前回来日から実に4年。

個人的には5月のスペイン
(サグラダ・ファミリア、
カタルーニャ音楽堂)から半年。

待ちに待った、大ファンの
オーケストラ。

首席指揮者、ペトレンコを
迎えての初来日。

私は、ベルリンフィル
フルート首席奏者の
エマニュエル・パユさまの
追っかけでもあるが、
オーケストラとして
ベルリン・フィルの追っかけで、
2007年から2019年迄、
13年連続現地ベルリンの
ジルベスター・コンサート
に毎年通っている。

年末にベルリンフィルを
聴きに行くことを励みに、
1年間頑張る、という
ルーティンで、徹夜もあった
ハードな会社員生活を
乗り切ってきた。

コロナ禍で、暫く(3年間)
ベルリンのジルベスターは
中断中。(今年復活予定。)

しかし、幸運なことに、
コロナ禍直前の2019-2020年、
私はジルベスターと、年始の
定期公演、両方を聴くことが
できて、ペトレンコ指揮の公演を
ベルリンで5公演、バルセロナで、
サグラダファミリアと、
カタルーニャ音楽堂の2公演、
計7公演を聴いていた。

そして、今回の英雄の生涯は
これまで聴いた中で最も
大編成であった。

とにかく、こんな音が
出るんだ、という低音の
うねる様な響きから、
美しく天上の音楽のような、
繊細で絹のような音色まで、
レンジの広さ、音の強弱の
幅広さは、これまで聴いた
演奏では随一のもの。

コンマス樫本大進さんの
ソロ。

単なる美しさ、ヴィルトオーゾ
だけでなく、心の琴線に
訴えかける、深く深淵な
静謐さを兼ね備えた演奏に
聴き入る。

あのスタープレーヤー揃いの
ベルリンフィルを納得させる、
圧倒的な恐るべき実力だ。

パユさまの美しく強靭で、
オケにあっても秀でて
聴こえてくる世界に二つ
とない音色、マイヤーさんの
耳をとらえて離さない
オーボエの耽美的な美音、
フックスさんの錬れた、
丸みを帯びたまろやかな音色。

そして、我らがホルン王者、
ドールさんの神の様な
輝かしく、美しすぎる音色。
吹き上げる強さだけでなく、
昨日は抑えたなだらかさを
保ちながらのオケを支える
長い弱音も素晴らしかった。
やはり神だ‼️

などなど、書いていてキリが
ないが、そんな傑出した奏者
を強い統率力でまとめ上げ、
指示どおりの理想の世界を
作り上げたマエストロ
ペトレンコ。凄いとしか
言いようがない。

素晴らしい、というには
言葉が足りないが、来日
して就任以来のオケとの
歩みを披露してくれて、
ありがとう。

終わってまた楽屋口に。
演奏を終えた団員さん達は
みんな笑顔。久しぶりに
会えた方もいらして、
とても楽しい出待ちでした😄

今日も行きます❣️