パリのマダム達は


いわゆる "商店" や "朝一" でお買い物を致します



常に顧客であること が重要なマダムたち

つまり


肉は肉屋 野菜は野菜屋 チーズはチーズ屋で、、、

という風に


売る方も買う方も

毎日のコミュニケーションを大切に


信頼関係を築きつつ


もちろん量より質を求めて、、、


ってところですかね




しかし


今の私にはそんな優雅な生活は雲の上




毎日スーパーマーケットに行って


時にはスーパーマーケットを 「ハシゴ」 して


お買い得品 をゲットすることが精一杯




それでも


最近は「BIO」(無農薬)マーケットが

 

モノによってはお手ごろで とっても美味しいことを発見して


スーパーに行く前に 必ず立ち寄ったりしていますが、、、ね




だから!!!(何が "だから" なのだ?!)


スーパーに並んだ商品たちを 


少し侘びし気な気分で眺めてしまう この気持ち


、、、お分かり頂けますでしょうか?!?!




スーパーへ足を踏み入れた私は


クリミア戦争で傷付いた兵士を労わる
ナイチンゲールであり

お腹が空いた子供たちに食料を与える
ゴット・マザー・テレサであり

タイタニック号で
命を投げ出しローズを助けたジャックであり、、、

中南米での黒人奴隷解放運動家
ハイレ・セラシエ1世なのであります!!!


とにかく


「質」より「量」や「安さ」を追求した

大量消費・薄利多売社会に
客として貢献しているように見えつつ


実は

そんな社会に組み込まれた哀れな商品たちを救済する




天使なのである!!!

「聖母マリア様」とお呼び!!!


そんな私が買出しに出かけた一昨日


冷房がガンガンに効いたスーパーの野菜棚の隅の方に


いたいけなセロシアを発見



彼女は極度の疲れと共にグッタリとした体を投げ出し


それでも何とか頑張って生き抜こうとしているのか


上へ上へ伸びようと試みていたのです




私の心はすぐに揺さぶられました


「あのセロシアを助けなければ!!!」



セロシアとは


熱帯性の植物なので、、、高温を好むのだ。


よく日の当たる風通しの良い場所、、、


そう、我が家のベランダ舞台で、、、


もう一花咲かせられるのではないか?! と



その日はいつもの倍以上の買い物をしなければならなかったというのに


そんなことはもうスッカリ忘れて


鉢を抱え込み


一目散に家路へ急ぐマリア




フェットの仕込みを後回しにして


すぐに彼女がゆっくりと休めるベッド・メイキング




水はけの良いやや酸性気味の土(注意 石灰を混ぜないこと)に
植え替える



もう安心よ


ここでのびのび育ってね





彼女のデビューはもう間近





セローシアー(セラーシエー)!!!


みんなどこかで何かの救世主
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