レ・アール再開発 | パリ再認識 - Redecouverte de Paris

パリ再認識 - Redecouverte de Paris

パリの日常からこれからの建築を考える。

パリ中央市場(レ・アール)の位置する場所は中世以来巨大な胃袋であった。
ノートルダム寺院の建設開始よりも古く1135年にこの場所に建設されたレ・アールは、パリ大学の膝元カルティエ・ラタンと同様に中世以来20世紀までその機能を換えることのなかった希有な例。
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2003年から2004年にかけて行われたコンペで、フランスの建築家ダヴィド・マンジャンによってこの界隈の再開発が行われることになった。

東に建物を西に庭という現行の配置を踏襲したうえで、建物部分をフラットな大屋根として、その下に室を配置し、東側のレスコー街から庭までを通り抜けられるようにつないだ案である。