こんにちは。噂の尽きない女、テツコです。

彼と付き合い始めてかれこれ一年が経ちます。

8月には彼が前妻と住んでいたマンションに引っ越して、今も一緒に住んでいます。


私たちのマンションと彼の実家のマンションは歩いて3分の距離にあります。


彼は月に一度くらいは実家で夕食を食べてきます。

そして私はいつも誘われます。

「別にさ、緊張したりしなくてもいいんだよ。一緒に実家に夕食食べに行こうよ。怖くないよ」

けれども私はいつも断わっていました。

「イヤ。両親が嫌いとかそんなんじゃないけど、知らない大人に会うのは苦手だし。初対面の人に何してるとかあれこれ聞かれるのとか大嫌い。だからイヤ。」

こう言えば、彼はそれ以上に誘ってくることはありませんでした。


しかし、今回は違いました。

一昨日、彼は彼のお父さんと電話で話をしていました。

<もしもし。ああ、お父さん。うん、明日の夜?いいよ。じゃ、明日夕食食べに行くね。

<え。テツコ? 彼女は多分誘っても来ないよ。いつものことだよ。

<いや。きっと来ないって。お父さんたちが嫌いとかじゃなくて、前に話したでしょ。

<え、うん・・・。じゃ、一緒に行くように説得してみるから・・・。うん、じゃ明日、おやすみ。

電話を切るなり、彼は私に告げました。

「テッちゃん。明日は一緒に実家に夕食食べに行こう。いいね。」

案の定私は断りました。しかし彼はいつになく食い下がってきました。

「いいでしょ、一回くらい顔出してよ。お父さんたち会いたがっているんだ。おねがい。頼むよ。」

散々懇願されたのち、餃子で手を打ち、彼の実家へ行くことを承知したテツコなのでした。

後半へ続く・・・