Bonjour à toutes et à tous!
みなさま こんにちは。
お盆休み明けで、高速道路は帰省ラッシュですね。
みなさまもお帰りの際には、くれぐれも気を付けてお過ごしくださいね。![]()
さて、先日生徒さんにお借りしたDVD
フランソワ・トリュフォー監督の
『アントワーヌとコレット・夜霧の恋人たち』(原題:Baisers Volés) を拝見しました。
とても楽しく鑑賞しました。ありがとうございます![]()

フランソワ・トリュフォーといえば、
ジャン=リュック・ゴダールなどと同時代のヌーヴェル・ヴァーグを代表する映画監督![]()
ゴダールは大好きでよく観ていたんですけど、
トリュフォー作品を観るのは、実はこれが初めてでした。
あまりにも有名な一連の作品なので、ご存知の方も多いと思いますが、
一応、あらすじをば…![]()
【あらすじ】![]()
アントワーヌ・ドワネルは失恋のショックから志願して陸軍に入ったものの、
素行不良から兵役不適格者として服役解除される。
昔のガールフレンドのクリスティーヌを訪ねたが、彼女はスキーに行っていて会えない。
彼女の父親の紹介でホテルのフロントになるが、私立探偵のアンリにだまされて、その依頼人を浮気中の妻の部屋に通したためにクビになる。
アンリの紹介で探偵事務所で働くことになるが、うまくいかない。
自分が他人に嫌われているという妄想に悩まされた靴店の主人タバール氏の依頼で、
店員に化けて従業員を調査することになるが、依頼人の妻タバール夫人と恋に落ちてしまう。
アントワーヌは店を去り、夫人に別れの手紙を書くと、翌朝夫人が訪ねてきて
最後の抱擁を交わす。
数日後、アンリが心臓マヒで急逝し、アントワーヌは私立探偵を辞める。
次にアントワーヌは修理人になる。
クリスティーヌはわざとテレビを壊し、彼を家に招く。
パリのからりとした空気、
自転車で駆け抜けるようなテンポの良さ、
ドラマティックな展開だけれど決して大げさすぎず
コミカルにリズミカルに描かれています。
素敵だなと思ったシーンは、
依頼人の妻タバール夫人がアントワーヌからの手紙に
いてもたってもいられなくなり、彼の部屋を訪ねに来るところ。
(ごめんなさい、字幕付きの画像を見つけられませんでした…
)
その時、夫人がこんなセリフを言います。
Baisers Volés -François Truffaut-
''Vous le saviez, ça? Vous êtes unique.
Nous sommes tous les deux uniques.''
(ご存知だったかしら?あなたは唯一無二の存在なのよ。
私たちは二人とも特別な存在なの)
「お金持ちのマダムだから特別扱いしなさい」とか、
「あなたを雇ってあげているんだから私は優遇されて当然よ」とか
そういう意味での「特別」ではなくて、
「この世に存在するかけがえのない存在として、
あなたも、私も特別なのよ」
という深い意味がこめられたセリフだと思います。
善悪とか満たされぬ愛とか仕事上の倫理観念とか…
そういったことをひらりと飛び越えてしまうのが
いいなぁ、と思いながら見ていました。![]()
みなさまも、雨が降る日には、ぜひしっとりと
DVD鑑賞はいかがでしょうか。![]()
Merci beaucoup et à bientôt!
(読んでくださり、ありがとうございました。それではまた!)

PS.
以前から気になっていた『ベルギー奇想の系譜展』へ行ってまいりました。
「ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで」というサブタイトル通り、
ベルギー絵画史上に名を残す天才・鬼才画家たちによる
かなりシュールな世界が広がっております。![]()
渋谷Bunkamura ザ・ミュージアムにて9月24にまで開催中です。
ご興味のある方はぜひ~![]()