少し前、日経新聞「人間発見」で


ファッションデザイナー 山本耀司さん


について五回の連載が載っていた。


彼のファッションは反逆などと言われるが・・


彼の生い立ちをみればそれはわかるような気がしてくる。


彼の父はフィリピンにて戦死。


遺骨も戻ってこないまま・・今も空っぽのお墓に墓参りをするという。。


唯一、父から引き継いだのは「無念さ」かもしれないとあった。


そして、残された母は女手ひとつで洋裁店を開き、働きづめの毎日。


母の店を手伝うようになっていた彼の元にきた客は、


主婦や愛人が多く、自立した女性はほどんどいない。結局、男がカネを出し、男が愛玩するための婦人服を


作っていた。


父の無念さと、母へ、女性に対する思い。。


そこから、彼は働く女性が自分のために着る労働服!をつくっていく!


そこからは、パリでも認められ巨匠とまでよばれるようになる快挙だが・・


彼の仕事の原動力は、「悔しさ」や「怒り」


そんな、生い立ちと思いで作っている服なんだ・・・



と思って、青山のYohji Yamamoto店に行ってみた。


やはり黒の服ばかり。


黒のジャケットひとつとってみても、非対称にしてみたり、一部分をプリーツにしてみたり・・


フツーの服ではない。


しかし、どことなくエレガンスを感じないわけでもない。


一番感じるのははやり反骨精神?だけど。


全身黒でロングのプリーツスカートなんて昔のスケバン?にみえなくもない。


黒のレースにはセクシーさも感じる。


黒の中で静かに激しく反抗しているような・・。


彼の服を着たら、少し強くなれるような気がする。


確かに彼の服が彼自身を物語っているようだ。





まだ8月だけど (といっても今日はさむいくらいだったが・・)


秋物がどんどん出てきている。


気になったのは、ボウタイブラウス×Vネックのジャンパースカートのコーディネート。


10代のブランド~ミセス向けブランド~某スーパーのボディにまで着せてあった!!


今期、旬のトレンドのコーディネートに違いない!


以前、販売をしていたからわかるけど、接客するときに「今流行のコーディネートです。」


っていうと結構そのままお客さんは買っていってくれたりしたものだ!


でも本当におしゃれな人ってこれをそのまま着ないだろうなって思う。


自分に似合うものがわかっていて、自分のワードローブがそろえられている。


トレンドのものを取り入れようするときは、そのワードローブの中のものと


さりげなく自分らしくコーディネートできる人だろう。


さりげなくがポイント!


だって街にでて、まったく同じファッションの人がいたら気まずい。


しかも、この場合、10代~おば様たちまで同じものになる可能性が高いんだから!


ここがおしゃれのみせどころ★













2011.8.5  at 原宿VACANT


 「平川武治・ムラカミカイエ 夜話会」に行った。


会場は満員で立ち見も出たくらい、たくさんの人が集まっていた。


今回も衝撃的!!!



●第一部のテーマ “イヴ・サンローラン”はなぜすごいのか?


イヴ・サンローランといえば・・


2年前、東京都現代美術館で開催されていた


「Luxuary ファッションの欲望」展


マリーアントワネットの装飾過多なドレス~シンプルなシャネル~コムデギャルソンまで


その時代時代のラグジュアリーな服がいろいろと並べてあったのだが


その中で、イヴ・サンローランのスモキングジャケットの前で足が止まったのを覚えている。。


シンプルな黒のサテンのジャケットにロングスカートなのだが、


ほかとは違った、美しさ、存在感に惹きつけられた。


それから、私の中でイヴ・サンローランについてもっとわかりたい願望があり


写真集などみてみたが・・


今回のお話でかなり謎が解けたように思う。


色々と分析されていたが、


彼のとびぬけた美意識と自由な発想


それが60年代という時代にマッチし


次々と発表される斬新なファッションに女性たちが夢中になったのでないか。


今見ても、圧倒されるような美しい服。。


ファストファッションの現在だからこそ、彼の服がより美しく見えるのかもしれない。




●第二部 ムラカミカイエ


この会、7時から始まってなんと11過ぎまでやっていて


残念ながら途中で帰ってしまったのだが、ムラカミカイエさんのお話も大変興味深かった。


・「人間は情緒が必要。毎年新しい流行が生み出され、新しいファッションにすることって


 人間に活力を与えている。」


これはその通りだとおもう。単純にファッションでちょっと変身したり、いつもと違った自分を演出するって


楽しいこと♪ファッションってそれが原点かな~っと改めて思った。


・「世界を相手にビジネスをするとき、お作法が大切」なんか印象的。


お作法ってコトバを何回も使っていた。要するに、海外の人とビジネスに限らず、接する時


相手のこと、国のことを知っていないと、よりよいコミュニケーションがとれないってことかなと思った。


特に、日本にずっといると、価値観が狭くて、いろんな国々、それぞれの人たちの価値観、マナーが


あるって忘れてしましがち。


海外旅行にいってもちょっと感じるけど。これは大切だなっとかなり思った。



まだまだ、自分の知識不足でわからなかったこともあったけど


この会はかなり興味深く、ためになったお話だった。


また、好奇心をそそられることがたくさんでてきたので、もっと世界を広げたい!と思った。