少し前、日経新聞「人間発見」で
ファッションデザイナー 山本耀司さん
について五回の連載が載っていた。
彼のファッションは反逆などと言われるが・・
彼の生い立ちをみればそれはわかるような気がしてくる。
彼の父はフィリピンにて戦死。
遺骨も戻ってこないまま・・今も空っぽのお墓に墓参りをするという。。
唯一、父から引き継いだのは「無念さ」かもしれないとあった。
そして、残された母は女手ひとつで洋裁店を開き、働きづめの毎日。
母の店を手伝うようになっていた彼の元にきた客は、
主婦や愛人が多く、自立した女性はほどんどいない。結局、男がカネを出し、男が愛玩するための婦人服を
作っていた。
父の無念さと、母へ、女性に対する思い。。
そこから、彼は働く女性が自分のために着る労働服!をつくっていく!
そこからは、パリでも認められ巨匠とまでよばれるようになる快挙だが・・
彼の仕事の原動力は、「悔しさ」や「怒り」
そんな、生い立ちと思いで作っている服なんだ・・・
と思って、青山のYohji Yamamoto店に行ってみた。
やはり黒の服ばかり。
黒のジャケットひとつとってみても、非対称にしてみたり、一部分をプリーツにしてみたり・・
フツーの服ではない。
しかし、どことなくエレガンスを感じないわけでもない。
一番感じるのははやり反骨精神?だけど。
全身黒でロングのプリーツスカートなんて昔のスケバン?にみえなくもない。
黒のレースにはセクシーさも感じる。
黒の中で静かに激しく反抗しているような・・。
彼の服を着たら、少し強くなれるような気がする。
確かに彼の服が彼自身を物語っているようだ。