皆様ごきげんよう🌸
本日は前回の続き
愛の不時着ツアー後に寄り道した街の
最終編をお送り致します
エルメスがありましたMegeveを
出発しまして寄りましたのは
これまたフランスの有名な
モンブランの麓にある
見えるのは有名なMont Blanc(モン・ブラン)
Megeveの街よりもだいぶ大きな街です
こちらのシャモニーに訪問したかった理由は
登山鉄道、モンタンヴェール鉄道
(Chemin de fer du Montenvers)に乗る為
早速、シャモニー駅へ向かいます
駅では0€札のお土産を
2€支払って子供が作っておりました
裏?表?にはユーロ圏の有名なモニュメント、
そして反対にはこちらのモンタンヴェール鉄道が
真っ赤な車両が印象的で可愛い
一番乗りで電車に乗り込みまして
最前列の席に座らせ頂く事に致しました
麓の駅を出発しまして約20分、
110〜220‰の勾配を上ります
見渡す限りの大自然🌳
フランス最大の氷河
こちらは主人が子供の頃に訪れて
どうしても子供達に見せたいとの事でしたので
今回訪問致しました
、、、ですが‼️
まずこちら↑のお写真で
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、、、
まさに、、、
氷河、、、どこ
状態でございます
主人が子供の頃に訪問した際とは
打って変わった様でして
全く氷河が見当たらず、、、
見渡す限り砂利道に見えます、、、
この景色を目の当たりにした主人は
大層衝撃を受けておりました。。。
どうやらこちらの
メール・ド・グラースは
地球温暖化の証人
と呼ばれているそう、、、
地球🌏温暖化の影響を
ひしひしと肌で感じます
ありし日のメール・ド・グラース
Resource Wikipedia
1970年頃と今のお写真は全然違いますね
こちらのサイトによりますと
1985年から2020年の間に
氷河の表面レベルは115m下がり
今でも毎年4mの厚みを失っているとの事、、、
115mと言いますと
おおよそ30階建のマンションの
高さでございます、、、
私が生きている間だけでもこんなに
地球温暖化が進んだなんて、
子供達が立派な親になる頃には
もう存在すらしないんじゃないかしら、、、と
心配せずにはいられません、、、
(実際、30年後には消滅する可能性が高いとの事)
どうやら地球温暖化、暖冬が続き
夏の間に溶けてしまった氷の量を
冬に降雪などによって取り戻す事が出来ず
それが繰り返され
徐々に厚みを失い続けている様なのです。
十分な量の氷を再形成する事が出来ますと
メール・ド・グラースの姿が
変わる事はないのですが
もう最早この流れを止める事は
難しいのでしょうか、、、。
1905年のメール・ド・グラース
Resource ©️CC Detroit Publishing Company
そんな消滅の可能性がある
メール・ド・グラースですが、
まだ、かろうじて(?)
氷の洞窟部分を訪問する事ができますので
早速、氷の洞窟まで行って見る事に
頂上のモンテンヴェール駅から
氷の洞窟を見る為に
次はゴンドラに乗りまして
(その距離約1000m)
下に降ります(せっかく登って来たのに)
ゴンドラから見渡す景色は
砂と岩、、、氷河らしき姿は見当たらず、、、
ゴンドラの降り口に近づきますと
主人が
氷河が見えてきたと
、、、ですが
氷河を初めて目にする私には
氷河🟰北極or南極だった為
いくら目を凝らしても
一体どこに氷河があるのか分からず
この風景、周りの雰囲気からして
氷河とは結びつかないんだけれども、、、
と、全く検討が付かず
あたふたしておりましたが
やっと氷河らしき部分(水色部分)を発見💡
えええっ
氷河ってこれなの
お写真で白く写っております部分は
シートが被さっておりまして
その下の水色➕砂の部分が氷河の様です
これが氷河↓
斜面の薄ーい水色がお分かりに
なりますでしょうか
初めて山岳地帯にある氷河を目にしましたので
想像とは違う姿にとても驚きました
ゴンドラを降りましたら
一気に冷気が襲って参りますので
皆様、防寒の為に上着
(ダウンなどの本格的な防寒着)を着用しまして
いざ、氷の洞窟へ出発
氷の洞窟までは
かなりの急斜面の崖にかかっております
金属階段(500段以上!)を
氷の洞窟部分へ行く為にひたすら更に降ります。
またこの階段が網状になっており
(下が見えるので)なかなかのスリル
我が子は高所恐怖症ですので
半泣き状態でございます
ちなみに毎年毎年
氷河の表面の位置が下がってしまっているので
今年もまた氷の洞窟まで降る階段を
100段弱増設したとの事でございました
氷の洞窟の入り口が近づいて来ました
ここからなら氷部分もしっかり分かります
ドーン✨
遂に入り口に到達
私は完全防寒でダウンを着込んでおりましたが
前にいらっしゃるムシューは半袖半ズボン
体感温度がこんなにも違うなんて
いざ
氷河、メール・ド・グラースの中へ
氷河を削った氷の洞窟の中に入るなんて
生まれて初めての経験です
こうやって改めて見ますと
水ってこんなに綺麗な色なのですね
FROZENのエルサの氷のお城は
まさにこんな感じなのでしょう
氷の洞窟の中には
至る所に↓の様なメッセージ付きのランプが
配置されております
左上→私の中にある
空気は500年前のものです。
右上→私は生きており、多くの地域で神聖な
ものとして考えられています。
左下→私は35年間の間に160メートルもの厚みを失いました。
右下→私はあなたの河の源泉です。
神秘的な空間でございます✨
↑この中に入っている空気は
500年の時を超えて存在しているなんて
表面はツルツルしてなめらか✨
まるでかまくらの様に
小部屋になっております部分も
氷の洞窟内は2,30分程あれば
観て回れる規模でございます。
そして寒すぎて長居は、、、出来ません
人工でこの規模の氷の観光スポットを
作るのはかなり大掛かりで
現実的ではございませんので
やはり自然の力は偉大でございますね
水の流れが分かるかの様に
凍っております部分にも
それぞれ模様がございます。
まだまだゆっくりと500年の時を超え
存在している空間を楽しみたかったのですが
子供達の寒さが限界に達した様でしたので
暖を取る為に現実世界へ(?)
戻る事に致しました
モンタンヴェール駅のすぐそばまで戻りまして
徒歩2分程の距離にある
レストランへ入りカフェタイム☕️🍰
どうやら有名なフランケインシュタインは
こちらのメール・ド・グラースで
生まれた作品の様です
カフェで一休みしましたら
またモンタンヴェール鉄道に乗り
モン・ブランの麓まで下りまして
シャモニーの街を散策する事に
一気に真冬から夏の下界に戻って参ります
人口約9千人の小さな街ですが
街は観光客で賑わっておりました
そしてこちらの街にも子供達が
喜ぶ小さなアミューズメント施設があり
またしてもカートスライダーを楽しみまして
遂にパリへと出発致しました
今回は世界で有名な
モン・ブランを眺め、麓の氷河までも
楽しむことが出来ましたので
子供達にもとてもいい経験だったと思います
そして地球温暖化をまさに肌で感じ取れた
今回の訪問、、、
子供達が大人になる頃
そして孫、そしてその孫達までも
無事に幸せに暮らしていける地球で
あり続けれるのだろうか、、、と。
どうか子供達のそのまた子供達が
苦しまないで済む選択を
私達がきちんと出来たらな、と
柄にもなく真剣に考えまして
小さくても自分達に出来る事を
(カーボンニュートラルの実現に向けて?)
主人と話し合いながら
モン・ブランの麓、シャモニーを
後に致しました。
そんな訳でございまして
夢の世界(愛の不時着)から
目を背けたくなる現実の世界まで
お届け致しました夏の小旅行記事✨
今回も長々とお付き合い下さいました貴方様
お読み頂きましてありがとうございました☺︎
愛の不時着ばかりに気が取られていたらダメな所まで来てしまっていた様です
楽天ルーム始めました✨