左足麻痺のため、自転車を漕ぐ時、ペダルから足が落ちてしまう。踏ん張れない、ペダルに乗ってる感覚が鈍い、という理由から。

そこで、以前から先生と装具士さんが協力して、私に一番良い方法を考えてくれていた。

そして、試作品を経て、この前ついに足の落ちないペダルが完成したヽ(^。^)ノ

転けそうになってもすぐにペダルから足を下ろせるやつがいいよね、と言っていた。
なので、足は前に落ちてしまうので、後ろと横には自由に外せる前だけのストッパーが良いだろうと、今まで話していた。

全部手作りの物も試してみたけど、最終的には、市販の部品を代用しアレンジしてもらった。サイクリング趣味の人なら知っているかもしれない。
趣味の人は楽に効率よく漕げるという理由で取り付けるらしい。
左右一組で売ってるけど、私は左だけで良いので、右の分は逆向きにして、いらない部分を切り落として、踵側に付け、足の裏全体で漕げるようにしてもらった。

ペダルの長さが長くなったので漕いだ時に車輪や地面に当たらないように調整しないといけなかったが、なんとかギリギリのところでいけた。

これで、この前初めて自転車に乗って出掛けてみた。

もう、最高!

足がずれないかとか、落ちないかとか気にする必要なく、というか気にならない。

すごい安定感。

ほんとよかった。うれしい!

これで、行動範囲が大分広がるし、今までバスで2-3駅だけ乗って行ってた所は自転車で行ける。

最近気づいたけど、今まで足がどうしたら良くなるのかとか、何故もう回復しないんだとか悲観してたことが多かったけど、今はこの状態で生活の質を上げる方法を考えていくことを、受け入れられてきている気がする。

ショックや悲観の時期をようやく乗り越えられたかなと、自分なりに思う。
ここまで3年かかった。

もしかしたらまた悲観の時期がふとやって来るかもしれない。でも少しずつ気持ちに変化が見られているということだよね。ま、諦めがついた、ということでもあるが。

一年以上前に、先生に「今後はこの足で生活していくことを考えなさい」と言われてショックを受けたけど、この事を言っているんだと今、ようやくその言葉を受け入れられるようになった。