ヘルニアによる麻痺を発症してから、入院中と退院後半年近くはリハビリ室にある自転車漕ぎをしていた。その時はペダルから足が落ちてしまうためペダルと足を固定して漕いでいた。

リハビリが終了してからは自転車を漕ぐことはしておらず、2年半経った今、外で自転車を乗れるんじゃないかという気になってきた。

病院の先生にその事を伝えると、自転車にちゃんと乗れるか見てくれるという。

そして、その練習の日がやってきた。

まずはリハビリ室で自転車漕ぎ。

やはり膝下の力が入らないのと、足の裏の感覚が鈍いため、ペダルから足が落ちてしまった。

漕ぐ度に少しずつ前にずれていってしまっているのだ。だけど、感覚が鈍いためそれが感じられず、時々目で見て足の位置を確認しなければならない。

そんなこと、実際乗ってる最中にちょくちょくしてられない。

前にリハ室でやってたみたいに、ペダルに足を固定するわけにはいかない。足を着きたくても着けなくてそのまま転けてしまうことになる。

どうしたらよいのか??

前に落ちるので前にストッパーがあればいいよね。

ということで、一緒に見てくれていた装具士さんがボランティアで滑り落ちないようなストッパーを作ってくれることになった。

凄いなー。

こんなのがあれば良いかも、と言うとそれを作ってくれる。

ドラえもんみたい(´∇`)

そして、次は乗り方の実践練習。

リハ室を出て外に。

自転車は先生の自転車。

わざわざこの日のためにいつもしない自転車通勤をしてくれた。

ありがたすぎる!

そして、

まず始めの"乗る"ことがどうやったら良いのか分からない。

子供が補助輪外しの練習をするみたいに、後ろを支えてもらって跨ぐ。

これは不安があった割には難なくクリア。

そして、健側の右足で勢いよく漕ぎ、麻痺側の左足をペダルに乗せようとした。

乗らないっっ!

とりあえず止まらないと!

左足だけで地面に着くのは、咄嗟に"ダメだ"と脳が反応したので、反射的に飛び降りて両足着地。

勢いよく飛び降りたので周りの人たちはビックリしてたけど、運動神経には自信があるので、私的にはこれは何ともない(^o^;)

左足がペダルに乗らなかったのは、膝を思うように曲げられなかったから。

なので、この方法は却下。

そして、何度も試行錯誤して練習。

結局行き着いたのが、始めから左足をペダルに乗せておいて、右足で地面を蹴って進むと健足は落ち着いてペダルに乗せられる。

そんなこんなで、乗り方はこれで決まり。

先生の自転車を傷付けなくてよかったー。

あとはストッパーが装着されれば、晴れて一般道の自転車デビューができる☆

2週間後には試作品ができるという。

楽しみだなーo(^o^)o♪

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準備着々!