２０１７年に公募展に初応募にして入選！
ボクが公募展に入選した事で

「めでるまん」という作家と「だっこねこ」という作品が

公のものになるにあたって悩んだ事があります。

それは自分の「障がい」の事を
オープンにするかクローズでいくかです。

当時は「ハンディ抜きでやりたい」と思い
今までクローズでやってきましたが、
２年半前医師から今までより作家として
深刻な障がいの診断を受けてしまいました。

今までの「発達障害」という診断から「双極性障害」と診断を受け
「もう道を断たれたかもしれない」と当初は深刻に受け止めましたが、
今はもう少し楽に受け止めて自分のペースで作品を作っていこうと思い
自分の障がいの事をオープンにしようと思いました。

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ボクは小さい頃から「変わった子」でした。

「何か人と違ってる感じがする」「意思が通じない」

生きづらさを抱えて生きてきましたが、
ようやく今の医学が追い付いてきてくれて15年前くらいに
「発達障害」との診断を医師から受け
今までの特に自分が人間関係で起きる様々な違和感や「？」という謎
今までは目に見えない謎や何かと闇雲に悩み戦ってきましたが、
正体がわかれば話が変わってきて
違和感や？という謎が何であったのかがハッキリとしたので、
傾向と対策がとれ昔より楽に生きていけるようになってきました。

それから発達障害の「障がい特性」の「過集中」を逆利用して
ねこをテーマにしたアート作品を作り始めました。
よく「過集中」は一般人の３倍の能力を引き出すといわれてます。
これを使わない手はないのですが、ディメリットとして
過集中の後の反動の「虚脱」で過労の様な状態になり
危険な状態になるリスクを背負う事になります。

２０１７年に開催された公募展「NEKOISM2017」に向けて制作した
「だっこねこ」は制作中「過集中」で４～５回ぶっ倒れましたが、
過集中の反動は身体的なダメージで２日ばかり寝てれば回復します。
コレを逆利用して渾身の力作「だっこねこ」を作り出し世に出たわけですが、
２年半前「双極性障害」と診断を受けてからは
もう過集中の逆利用が使えなくなりました。
「双極性障害」は身体的よりメンタル的な

ダメージで生命の危険にさらされるからです。

双極性障害の「ハイテンションな状態」は発達障害の「過集中」に似てますが、
双極性の「反動」は「抑うつ状態」になりメンタルがやられてしまいます。
ハイテンションが最高まで上がればジェットコースターの様に必ず「落ちる」
上がる高さが高ければ高いほど当然反動で落ちる低さもそれに比例します。

２年半前に双極性の診断を受けた時は「極度の抑うつ状態」になっていて
死にたいと思いが出る「希死念慮」が出て

身辺整理をしたりスゴイ辛い思いをしました。

もう二度とあんな辛い思いをしたくないです。
かなりの長期戦でしたが、辛抱強く戦ってきて

最近気持ちが持ち上がってきました。
とは言っても元気になたたら元気になったで困るこ事が起きます。
元気になるとテンションが上がるからです。ここが厄介なところです。

主治医から「テンションが上がるねこの作品の制作は禁止！」といわれ
「まだ作りたいものがある」「一体この先どうすれば良いのか」

医師の忠告を無視してやれば、ハイテンションに必ずなる

そしてその後にくる反動の抑うつ状態になるのが自分でも目に見えている

「作家としての生命が断たれた」かなりのショックを受けました。

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抑うつ状態から回復の手助けになってくれた切っ掛けは２つですかね

●近所の路地裏の「ねこロード」で地域ねこさんに出会えた事
　何と言っても癒されます。

　このねこさんは前足にハンディがあるけど

　それに負けず逞しく生きてるこの子に元気を貰ってます。　
　ねこさんを見たり触ったりしていると

　インプットされたイメージがアップデートされ
　それをクロッキーしたりスケッチしたりアウトプットする事で、　

　より鮮明に記憶されます。
　「作品の制作は禁止！」と言っている主治医も

　そのくらならＯＫが出ています。

●もう一つは知り合いのアーティストの造形教室に

　週一で通いリハビリをかけた事
　いろんな人たちが「描く」「作る」という中で

　自分もマイペースで制作する事で
　良い刺激を受けたり、自ら手を動かすことが

　落ち込んだ創作意欲を上げる手助けになりました。
　これも「週一で２時間弱の時間内での制作に限る」

　という条件で医師からＯＫがでています。

リハビリを始めた２年半前と比べるとかなり回復してきました。

最初の２年前は「段ボールをカッターで切る」のもしんどかった自分が

「新聞紙で動物を作る」という今出されている課題で

「ねこさん」を作れるまでに回復しました。

やっと元の自分を取り戻せてきた感じです。

結構きついハンディを背負ってしまいましたが、

「低め安定をキープ」が心の安定のキーワード
スローペースになりますが、

しっかりした作品を作っていこうと思っています。

闘病からリハビリ そして回復へ

闘病からリハビリそして回復へ